不倫ていうものは、語っても語っても語りつくせぬ何かがあるな。いやほんと、くだらないけどね。くだらないなりに、奥は深い。
最初、不倫を告白された時は、本当に地面が崩れ落ちるようだった。どうしても嫌で、でも、頑なな旦那の態度に、目の前が真っ暗だった。
ネットで片っ端から色々検索しては、寄り道もしてきた。
でも、色んな方が言ってるように、多分、嫌だ嫌だと、旦那の機嫌を伺ってる間は、何も起こらなかった。
笑顔で帰りを待っていても、旦那は帰らなかった。
だけどその時は、ただただ、旦那が本当に立ち去るのが怖くて、怯えて、離婚も絶対に考えられなくて、どうしようもできなかった。
でもね、その日々の蓄積が、少しずつ旦那の頭を正気に戻して行った気はする。時間はかかったけど、最初の最初、明らかにラリってるような目をした旦那が、段々と罪悪感で死んだような目になって、それでも時々ふっと、家族といると、以前のような顔をする時が出てきて、
そして今は、すっかり憑き物が落ちたような顔つきに変わった。
お花畑とはよく言ったもので、不倫中の男性は本当に、頭が働いてない状態。だから、あれやこれや正論を言っても、その言語を理解はしてても、心には全く通じてはいない。
だけど、いつまでもその状態でいるものでもないのかなと。
我が家の場合、旦那が不倫を告白し、反別居状態になったことで、旦那が目を覚ます時間も短かったのかもしれない。
女とのお花畑の妄想も、一緒に生活するようになれば、現実になってくる。現実から逃げたくて不倫して、結局またその恋が現実になってしまえば、同じことだと気づいて来る。
本当に私や、この家族がどうしても嫌で不倫に走って、相手が本当に本当に素敵な女性だったのなら、また話は違ったのかもしれない。
でも、旦那は、私には嫌われたくないと言っていた。子供たちも失いたくないと言っていた。
相手も、ただの不倫女だった。
そもそも、本当に素敵な女性は、本気の不倫なんてしないからね。ましてや、相手の奥さんに敵意を持って、略奪を考える女性が、素敵な訳がないのだ。
対して、妻にそれほどの落ち度がない場合、旦那の不倫に耐え、なんとか生活を切り盛りする女性は、素敵だと思う。
自分で言うのもなんだけど
この1年弱で、私は女としても人間としても、一回り成長したと思うよ。得るものは多かった。
反対に不倫女は、この1年弱をただただ無駄にしただけ。しかも、不倫して略奪考えて、人の不幸を願うことで、何が削り取られたと思う。女としての大切な何かがね。
人の気持ちは変化する。
私も、自分の気持ちの変化を感じた。
何より、幸せになりたいと思った。
で、何が幸せか、たくさん考えた。
それは、人の不幸を願ったり、誰かと比べて得るものじゃないことがよーく分かった。自分を大事にしたいと思った。それで、もう、こんなこと続ける旦那はいらないかもと思い始めたら、旦那が焦って戻ってきた。
戻ってきたのなら、その中でこれからまた幸せを探していこうと思った。家族だからね。
雨降って地固まる。だな。