ミルフォードトラック⑥ | 夢のミルフォードトラック(❁ᴗˬᴗ)♡

ミルフォードトラック(4日目):Quintin Lodge→Mitre Peak Lodge

標高:500m 歩行距離:21㎞ 天候:雨時々曇り 気温:13~18°

コース:Quintin Lodge→Dumpling Hut→Boadshed→Mackay Falls→Giant Gate Lunch Shelter→Sandfly Point→Miltre Peak Lodge

注意点:

①増水して流れの早い川は、横向きでゆっくり渡る。
 

②蚊が他の日より多くなるので虫除けはこまめに塗る。
 

③洗濯機6台&干す場所が比較的狭いので、洗濯する場合は早目にLodgeへ着いた方がいい。

 

 

起床時間は昨日と同じで6時30分。ダイニングに着いたらランチの準備をし、朝食を済ませる。一番大変な箇所は過ぎ、長いといえども平坦な道を歩けばいいので気が楽だった。今日も天気は雨。とうとう最後まで太陽を見ることはできなかった。せめて1日くらい晴れてくれてもよかったのに。

 

 

7:30過ぎに出発し先頭グループを歩く。道は整備されて歩きやすいが、コンディションが良いとは言えない。ただ雨の中を歩くのは気にならなくなっていた。最初は濡れることに抵抗があったが、この頃にもなれば躊躇なく水の中に入っていけるようになった。今日はとにかく蚊が多いらしい。肌が露出している部分にはしっかり虫除けを塗って歩くことにした。

 

 

1時間位歩くと最初のダンプリング小屋へ到着。ここで小休憩を取り、次の休憩ポイントのボート・シェッドまで歩く。これまでで一番水が溜まりやすいコースらしく、雨も降っていたので危険そうな箇所にはガイドが立ちサポートしてくれた。水量が増して流れが早くなった川を渡る際には、激流に足をとられそうになったが、「ゆっくり横向きに歩いて」と言いながら支えてくれたので心強かった。

 

 

天気が良ければランチシェルターまで歩きランチにしたかった。しかし今日は屋根のあるボート・シェッドでランチを取った方が良いと言われたので、そうすることにした。ここまででまだ半分も歩いていない。体力的には問題ないが、やはり雨の中を歩くと疲れが増す。温かい飲み物は本当に有難い。でもサンドウィッチはそろそろ飽きてきた。

 

 

再び歩き始めてすぐにマッケイ滝へ到着したのだが、写真で見たようなものでなかったせいか正直覚えていない。有名スポットをもっとしっかり頭にいれて歩けばよかった。。。雨林地帯はまさにジャングルのようで、熱帯にいそうな動物が木陰から出てきてもおかしくない。そして蒸し暑くなってくる。出発と後半では気温が多分5度くらい違う。

 

 

ジャイアントゲート滝ランチシェルターまでくると、だんだん雨も収まってきて歩きやすくなった。各自で休憩を取り、準備ができた人から出発していく。残り5.6㎞となるとゴールは目の前。ここまでくると少し名残惜しくも思えてくる。長かったようであっと言う間に過ぎた日々。いろいろな葛藤があり挫けそうになったこともある。ただ一旦参加したら歩き切るしかない。簡単にリタイアできないことがよかったのだろう。

 

 

終点直前のアダ湖を過ぎ、ミルフォードサウンドの山が見えてくるとサンドフライ・ポイントへ到着。リュックを外へ置き、小屋へ入ったらガイドに名前を告げる。船に乗れる人数が決まっており、着いた順でどの船に乗れるかが決まる。2番目に着いたので最初の船になった。いいペースで歩けたので早く着けたのだと思う。ゴールは意外とあっけなく、やりきったという感動と言うより終わったという安堵の気持ちが強かった。

 

 

船に乗り込み、救命胴衣を着たら出発。ミルフォードサウンドの景色を見ながら10分、そこからバスで5分走ると最後の宿泊地のマイターピーク・ロッジへ到着。洗濯機と2つの乾燥室(靴&コート&リュック用の広いものと衣類用のもの)の他にお土産を購入できるお店があった。部屋へ入ると1日目に預けたバッグが既に置かれていた。夕飯までは自由時間なので、シャワーを浴びて濡れた衣類を洗濯した。

 

 

最後のブリーフィングで明日の起床時間、荷物、会計、ランチ、ミルフォードサウンドツアーなどについての説明があった。その後のディナーはニュージーランドから3家族で参加したテーブルに入れてもらい、この4日間のツアーやワールドカップラグビーについて話した。

 

各テーブルにガイドが割り当てられ、一緒に食事をしたのだが、「あなた達はラッキーね。普通1日くらいは晴れるのに、4日間全て雨なんてあまり経験できないわよ。」と言っていた。確かにそうなのかもしれないが、初めてミルフォード・トラックを訪れた者にとっては、晴れた日の風景を一目見たかった。本当にこれだけは心残りだった。

 

 

以前は食事の後に完歩証の授与式があったようだが、現在は完歩証や集合写真などはメールで送られてくる。部屋に帰って湖をみると、他施設の明かりが見えた。ずっと山の中にいたので、人が近くに感じられると何だか安心する。もちろん携帯はつながらずテレビもないけれど、消灯時間がなく電気を自由に使用できるのは嬉しかった。22時には寝なかったけれど、疲れていたので22時30分には就寝した。

 

緑が深く歩きやすかったせいか、長距離ではあるものの最終日が一番良いという人が多かった。ケガをした人はいたが、参加者全員が最後まで歩き切ることができたのは嬉しい。明日のミルフォードサウンドクルーズが終わると、参加者達はそれぞれの生活に戻っていく。少し寂しいような気もするが、ホッとしている自分もいる。

 

現実と夢の狭間にいたような4日間だった。もしかすると何年か後に気が変わるかもしれないが、現時点ではもう一度行きたいとは思っていない。日本から遠いということもあるが、決して楽なものでもないから。ただ貴重な経験はできるので、興味のある方にはお薦めしたいと思う。

 

渡航制限が1日も早く解除され、ツアーが再開されるのを心より願っている。

 

 

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