友人モモちゃんのお話です。

私が【モモちゃん】シリーズ?を

書く羽目になった経緯凝視





モモです。

前ありえない条件ばかり出されて、むしろ麻痺してきた前回


続きです。

(以下、条件について詳しい会話が出てきます。
何故ここまで書けるかと言うと
『言った言わない、約束したしてないになるのは困るから、自分で録音しておくように』と南川さんに言われたからです。)


南川さん
『モモちゃん浪費家みたいだから、まずは
お金の管理を学ばないとね。
母さんが経理をやってるから、母さんに付いて仕事しながら教えてもらいなさい。
生活費は、毎月母さんからもらってやりくりして。小遣いが必要な時は、母さんに用途を話して貰いなさい。
きちんと家計簿をつけて、母さんに月末に提出するように。』


おとめ座『お母様と働いていると言うことでしょうか?
そこに私も入社すると?』


南川さん
『会社は父さんがやっている。弟とその嫁さんも働いているが子なしだから、長男の当然の務めとして後継を得ないといけない。』

家賃だけど、同居するまではモモちゃんの貯金から出すように。あるよね?私は即同居でも良いんだけど、女性は嫌なんでしょ?
嫌な人が出すのは当然だよ。』

『あと、夕飯は仕事の後、実家で作ること。
母さんに料理を教えてもらいなさい。
どうせ実家暮らしなら出来ないでしょ?
きちんと味を覚えること朝は和食を作ること
洋食なんて、手抜きはしないでくれよ。』


そろそろ…帰って良いかしら…
このままほっといたら、私、奴隷確定。


おとめ座『あの。申し訳ないのですが、私には荷が重いです。せっかくお時間いただきましたが、
ご縁がなかったと言うことで…申し訳ありません。』


南川さん
はぁ…
何回言わせるの。やる前から出来ないなんて無能の言うこと。
こちらの希望には程遠いけど、それでもチャンスをあげるって言ってるんだよ。
まずは努力しないと。
次期社長夫人になれるなんて、こんなチャンス
その歳で今後絶対ないよ。』

『失礼だけど、若くもなく容姿が特別良いわけでもない、1人で生きて行くだけの給料もなく、潰しがきく資格もないんでしょ?
このチャンスを逃す意味がわからない。』


う…痛いとこ突いてくる。
と言うか、私ウィークポイントしかないじゃん不安ガーンわかってたけど。



私の婚活の本来の目的は『子どもが欲しい』。
私が最初我慢しさえすれば。
老後は安泰だし、ご両親も悪い人と決まった人でもない。


やってみる価値、あるかな…??あるかも…??


南川さん
『どうするの?やらずに逃げるの?』


おとめ座『わかりました。チャンスを頂けたらと思います


南川さんはフンっと鼻を鳴らして、
紙の上で指をトトトンッ!!とした。


南川さん
『アドレス書いて。今日から10問ずつ試験をするから。
毎日、21時までに返信すること。Wordね、Word。
あー、あと明日必ず検査に行くように。
婚活アプリなどで、他の男とのやり取りは金輪際やめるように。』


おとめ座『わかりました』


南川さん
『では、心して臨むように。ああ、あとその髪。
みっともない色、なんとかするようにね。
染髪なんて無駄遣いもいいところだ』


とぶつぶつ言いながら去って行きました。


おとめ座(ダークブラウンだわ。白髪目立つんだわ。
髪ないお前と一緒にすんな


さて…と。
だいぶ私もヤバいやつと
周りのお客さんに思われてるんだろうな。
目を合わせずにさっさと出よう。
旅じゃないけど、恥はかき捨てだ。


電車に乗ってまたボーッと考える。


〇〇するように、とか命令口調も見えたし、
条件だってめちゃくちゃだし、
関わったらヤバいやつというのはわかっている。


でも、頭ごなしに批判されて強く押されると
そうなのかもしれない…
私なんかがこの機会を逃したらダメかも…と変な思考に陥っていた。


これを後日、まよ子含め友人に話したら
あり得ない…プライドはないのか?!
と当然詰られだけど。
その時は、判断できなかったんだよ…
(それもバカか!と怒られた)






サムネイル

チョコ食べたい!!まよ子