友人モモちゃんのお話です。

私が【モモちゃん】シリーズ?を

書く羽目になった経緯凝視




後悔ばかりのモモです。



さて。


先月、みかねた友人ひらめきが男性を紹介してくれた。
友人の紹介ももうなかなかない。


友人の友人だって、もうほとんどが結婚しているだろう。


そんな中、ひらめきの職場の後輩だというくまさんを
連れてきてくれると言うのだ。


会ったのは10月の日曜日、
ランチ時のイタリアンカフェ。


可愛い女の子が口の周りを真っ赤にしながら、
トマト(というよりケチャップ)のパスタを食べている。
目が合った。
ニコっ…とはしてくれなかったが、


何か幸先いいなと、
ひらめきくまさんの到着をワクワクしながら待つ。


少しして、ひらめき
『ごめん、ちょいくまさん遅れるって』
と入ってきた。


…えー。誰だ幸先いいって言ったやつ。


くまさんの軽い情報と
ひらめきのハマっている道枝くんの情報を聞きながら、
いい加減お腹減りすぎた30分後。


くま『どうも』


まずは『すみません』だろ!
という言葉をなんとか飲み込んで、挨拶する。


友達ひらめきの紹介だし、同年代と思い込んでいたが
思ったより若く見えたので聞いてみると

なんと私より5歳も歳下だと言う。


ひらめきが『言い忘れてた』と。
大事なとこだろ!


ひらめきからの情報、
のそのそクマっぽい。
椎茸嫌い。
車の免許はあるが、徒歩で通勤。
悪い奴ではない…と思うが
よくは知らない。


というほぼどうでもいい情報だった…。


くまさんは、まぁ無口で
こちらが質問しても
『あー、まぁ』や『そうっすね』くらい。


こりゃやる気ないな悲しい


ひらめきは『いつもこんな感じー』と言いながら、
話題を振るわけでもなく、ピザにやたら辛いオイルを振りかけている。


…シェアしようって言ったじゃん真顔


それはいいとして。(よくないけど。)


くまさんは
マイペースにアーリオオーリオとかいうパスタを食べている。


見た目ペペロンチーノだったので、
ペペロンチーノとは違うんですか?と聞いたら


くま『…どうですかね』



モモ『…ね看板持ち


流石に私も心折れるわ。
期待してた分、ひらめきがアホほどかけた辛いオイルも
感じないくらい落ち込んだ。


…嘘、辛かった。バカヤロウ。


食事が終わり、ひらめきも家族と予定があるとのことで

ひらめき『じゃ、あとはお若いもん同士で』


…若くねーわ凝視


モモ『今日はお休みの日にありがとうございました。』


くま『ああ、いや』


モモ『歳上でびっくりしましたよね、すみません』


くま『ああ、いや』


モモ『…あ、じゃあ、私こっちなんで車


くま『ああ…』


モモ『ありがとうございました』


車に戻って、なんとも言えない気持ちで
ひらめきにお礼のLINEをしてると


コンコン気づき


くま『そういえば、ひらめきさんにLINE交換するように言われてて』


モモ『そうなんですね…でもくまさん、嫌じゃないですか?大丈夫ですよ?』


くま『ああ…いや』


良いのか嫌なのかハッキリせい!!!!
あの態度で私に好感なんてないだろがい!!


とりあえずくまさんの言葉を待っていると…


ヌッと差し出されたQRコード魂
読み取れってか?


モモ『ああ…じゃあ、よろしくお願いします』


くま『…(ぺこ)』


無言で歩いて行ってしまった…


とりあえず、『よろしくお願いします。今日は楽しかったです。』と、『ありがとう』のスタンプを送ったら


貝がびっくりしてる!みたいな
スタンプが返ってきた。








…どういうことだ無気力







イタリアン、どーですか…