ここ数年、思うように渓流魚が釣れず。
ミノーイングを初めた1,2年は、まあまあ満足できる程度には釣れていた気がするのですが、徐々に下手くそになっている気がします。
流し方が悪いのか、誘いが悪いのか。
今シーズンはエサ釣りに立ち返って、魚のポジションと流し方を考えることにします。
お気に入りの川、馬瀬川へ行ってきました。
目的の一つは、自分の流しているコースが悪いのか、そもそも魚の付き位置の見当を違えているのか。
なので魚の絶対数が多い区間に入ります。
一応ミミズを買っていったものの、できれば川虫を取って使いたい。
石をめくると早速クロカワムシがいたので、まずはこれで釣りをすることにしました。
虫が苦手な方にとっては、なかなかにショッキングな見た目をしている虫ばかりなので、大きな画像を貼り付けるのはやめます。
気になったらググってください。
増水傾向から徐々に水位が落ち着き、しかし少し平水より高い。
前日、前々日も冷え込みがなかった分、水温も安定しているでしょうが9℃ではまだ活性が上がってはない。
であれば流れの効く瀬よりもたるみ…さらに言えばたるみの下流側の鏡になっているところにいると踏んで流します。
少々下流側から入って釣り上がろうと思い、条件にあったところを流したら一発でした。
やっぱりアマゴはきれいですね。
ちゃんとクロカワムシを食べてます。
成魚放流の魚でしょうが、きっちり川虫を捕食している模様。
幸先よく釣れて気分良く釣り上がっていると漁協の監視員さんと会い、ちょっとコミュニケーション。
ここの漁協さんは年券を買った人のリストを作ってみえて、去年か一昨年に会ったときに「いつもありがとうございます」って言われたんですよね…。
すごく頑張ってらっしゃる、応援したい川です。当たり前ですが規則は守らないといけませんね。
(この川に興味を持たれた方…枝川の殆どは禁漁区なのでご注意を。バレなきゃいいってわけじゃないよ。)
クロカワムシを中心に捕まえて、エサ箱に補給しつつ釣り上がっていたところ、キンパク(カワゲラの幼虫)がいたのでつけて投げると、一発で食ってきました。
キンパクお前まじか、そんなに好かれとんのか。
成魚放流…?越冬した子じゃなくて?と疑うほど傷のないきれいな魚体。
一番の別嬪さんでした。
その場所ではクロカワムシよりもキンパクのほうがたくさんいたので、キンパクのほうが流れてきやすいのかもしれません。
ある程度確保しておこう、とたくさん取っていたら、オニチョロと呼ばれる3cm強のカゲロウの幼虫が出てきました。
流石にこれは食えんだろうな、とスルー。
大岩魚にはいいそうです。写真を検索する方はちょっと気をつけて。なかなかの見た目なので。
これぞ成魚放流!という魚が釣れました。
エリアトラウトを好んでらっしゃる方にも、見覚えのある口周りだと思います。
これもまさしく成魚放流、な魚。
えらく鋭いアタリが出たと思ったら、かんぬきにかかってました。
クロカワムシとキンパクではアタリの出方が違い、クロカワムシは比較的はっきりとしたアタリが出ますが、キンパクは流れている最中にフッと止まる。それがアタリです。
使っている竿はオモリが石に当たると「ゴッ」という感触があるので、底について止まったのか魚がエサを咥えて止まったのかがわかりやすく、キチンと合わせることが出来ました。
それでも一本、17~18cmくらいの魚にクロカワムシを飲ませてしまったので、かわいそうなことをした。
(まぁ美味しくいただくのでさほど変わりはなのですが、15~18cmならサイズ的にお返しするって選択肢もあるので…)
流れが当たり、川底がほかと比べて深くなっているところ…加えて下に大きめの石がある。
立ち位置を考えキンパクを流すと、思ったところで食いました…が、ローリング一発で糸が切れた。
見てみると針の上辺りでパッサリいっているので、歯で切られたか結び方が悪かったか。
手元に感じた重みと魚の光り方から、あれは放流魚じゃなかったな。
今回は天井糸だけ1m弱+フロロ0.3号(R18フロロリミテッド1lb)の、ほぼ通しみたいな仕掛けを使いましたが、フロロ0.4号にしても良かったかもなと反省。
もしメインを0.3号にしたとしても、オモリ辺りで0.4号のハリスをつけてもいいかもしれない。
総じて「ここ」と思ったところにちゃんといて食ってくることはわかったので、見当違いというわけではなさそう。
ルアーで釣れない理由は、流し方に理由があると仮説が立てられました。
ではちゃんと食わせるためにはどうするか?…次回もエサ釣りをしつつ考えます。
以上、お付き合いいただきありがとうございました。