今年は釣りに行きまくるぞ、と息巻いていたのですが…結局世の中の状況と家庭の事情でほとんど行けず。

 

2つの漁協の年券を用意したのですが、残念な釣行回数になってしまいました。

 

が、来シーズンへの視察という意味も込めて、地元だけど初めての川に入ってみました。

 

さて、どんな川の様子でしょうか?

 

 

【当日の記録】

時間:15:00~17:40

水温:17℃

天候:曇り

風量:無風?と思われる

 

 

14時頃には川に着いていようと思っていたのですが、結局出発が遅れて15時スタート。

 

 

 

この川は全体的に水深が浅いので、やっぱりここでもTX50RSS。

 

 

(代わり映えしませんが、初めての川だからこそ信頼と実績のルアーを投げますよね)

 

 

開始早々20cm強アマゴがヒット!思い通りのコースに流せたと思ったら一発。これは幸先が良いぞ…とネットに手を伸ばすと。

 

ない。

 

震える手でミトンフォーセップを握って即リリースして、冷や汗ダラダラで来た道を戻ると、川原に出る寸前の木に引っかかって落ちてました。ネットのコードのクリップを、スパイラルコードのリングに止めたつもりでしたが、留め損なっていたようです。本気でホッとした。

 

 

気を取り直して遡上開始。

 

 

 

 

いかにも里川!という雰囲気。来年はちょくちょく来ようと思います。

 

一本目はすぐに出ましたが、それからは小さな魚が追いかけてくるだけで、いい魚が出てこない。

 

数日前につけられただろう足跡が残されていたので、いい魚はちょいちょいと抜かれていそうですね。

 

 

 

 

いい場所だな、と思うところで出てこない。対岸を見ると、木がへし折られています。お盆の大雨で、だいぶ水が出たみたいですね…。この辺りでは土砂災害警戒情報が出されましたし、実際に数カ所崩れてしまいました。

 

 

 

ここでも一年目の魚が追いかけてきますが、それ以上の魚が出てきません。

 

目の前にある、歪んだおにぎりみたいな石の前。その後ろに沈んだ2つの石のキワ、更に後ろにある石の間。ここを流しても出てこないので、いないと判断しました。

 

教本に出てきそうな川の雰囲気ですね。

 

 

しばらく歩いていくと、チャラ瀬できれいな魚が出てきました。

 

 

 

小さいですが。

 

 

 

婚姻色の出たオスのアマゴ。15cmくらいでも、これほど鮮やかに出るもんなんですね。

 

写真に収めてお別れしました。

 

 

続いて、着水点から流すコース、魚が出てくるところとすべてが思惑通りにいくと

 

 

 

メスのアマゴ。お腹が大きくなっていました。オスと比べて、婚姻色の出方が大人しいですね。サイズは小さいですが、嬉しい別嬪さんです。

 

 

 

前回の釣行のあと、渓流ミノーに慣れたことによって流し方が雑になり、トゥイッチすりゃいいという釣りになってしまっていたことが原因ではないか、と考えるようになりました。

 

渓流ミノーの初めはリュウキ45Sでした。そこからDコンタクト50に変え、その性能の高さで面白いように釣れたのですが…やがてピシピシとトゥイッチするだけで、ドリフトさせたりコースを考えたりといった、エサ釣りで当たり前にしていたことをしなくなってしまった。

 

この日釣れた魚は小さいのですが、いろいろ考えさせてくれました。

 

これくらいの水量の里川であれば、浮力の強いTX50RSSが良さそう。ですが水量が多く水押しが強い川ならば、レンジを入れて流すためにDコンタクト50から始めたほうがいいかもしれません。

 

来シーズンへの覚書とします。

 

 

 

気分がいいところですが、いよいよ暗くなってきました。

 

最後のポイントかな、と思いながら川面を覆うように張り出した柳の上にルアーを落とし、オーバーハングの下を通すと…魚が飛び出てきた!

 

まあまあのサイズだ!と思ったのもつかの間、色が違うし動きがおかしい。

 

ひょっとして…と掬ってみると。

 

 

 

多分、上流のマス釣り場から脱走してきたニジマス。こんなオチですか。

 

君はお持ち帰りして美味しくいただくことにしましょう。

 

以上、今年の渓流はこれでおしまい。ありがとうございました。