父が亡くなりました。92歳でした。
父は、時々ブログで書いてた通り
90歳を過ぎてからは
1年に1回ほど体調を崩して
入退院を繰り返していました。
今年に入ってからは、2月下旬に不整脈で入院しましたが
3月中旬には快復し再び施設で暮らしていました。
退院して1ヶ月過ぎた4月の中旬に
父は再び意識を失って入院しました。
この時既に肺炎が進行していて
肺の3分の2が炎症を起こしていました。
新型コロナ感染拡大の最中なので
病院も新型コロナの感染を疑い
直ぐにPCR検査をしてくれました。
結果は陰性でした。
父には知らせてなかったけれど
1年前の入院で発覚した肺がんも
少しずつ進行していました。
病院に入院後は意識が戻り
少し話ができるようになりましたが
全国に非常事態宣言が出されている時期なので
お見舞いも出来ず、私も弟も
会いに行くことができませんでした。
入院から10日ほど過ぎた頃
医師から余命宣告を受けました。
その後は、親族1名だけ(同じ人)が
面会できるという病室に移してもらえたので
弟が毎日面会に行きました。
既に会話はできない状態になってしまいましたが
弟が行くと分かったようで
声をかけると、頷いていたとのことです。
そして、ゴールデンウィーク中に
父は眠るように亡くなりました。
その日もちょうど弟が面会に行き
ベッドサイドで見守っていた時で
父の呼吸の間隔がだんだんゆっくりになっていき
まるで眠るように亡くなったということです。
苦しまずに亡くなって本当に良かったと思います。
新型コロナの影響で、全国に
非常事態宣言が出ていた一番大変な時期で
県をまたいでの移動は特に自粛して欲しいという
要請も出されていました。
葬儀や法事に参加した人から感染が拡大し
クラスターが発生した事例もあり
悩みに悩んだ末、私は、葬儀への参加を
しないことにしました。
弟からも、来ない方が良いと言われ
ひっそりと家族葬で行う予定でしたが
様々な事情から、お葬式の後の会食は行わず
出来るだけ出席を控えていただく方向で
従来通りのお通夜とお葬式を行いました。
葬儀屋さんが入り口で消毒薬を設置したり
マスクを配ったり、参拝者の席を離すなど
最善のコロナ対策をしてくださったそうです。
私は、新型コロナの感染が終息して
安心して移動ができるようになったら
ゆっくりお参りに行く予定です。
全国に緊急事態宣言が出されているこの時期に
父が亡くなり
父の最後に立ち会えなかったことは
残念でたまりません。
一日も早く終息することを、願って止みません。