この当たりは、家々でお墓参りの日が決まっていました。
早朝から親戚が集まって墓参りをして、一日過ごします。
見知らぬお婆さんやら、孫を連れた叔母達やら、義姉家族など、家の中に人があふれていました。
子ども達は、従兄や又従姉妹集まって遊ぶのが楽しそうでしたが、
私は、3食食事作りに一日追われていました。
それも、過去の話。
今は、これ、仕出し。
近くに住んでいる長女と私たち夫婦だけ。
いつもはお墓で出会うお家が、今年は一軒もありませんでした。
だんだん風習を守るお家が減ってきたのか。
廃れる一方で、それでいいとも思います。
この4年で、仏事関係の煩わしい諸々がなくなって本当に楽になりました。
生きている人の方が大事です。
ご先祖と言ってもね。。。と未だに複雑な思いがあります。
たどりたどって行けば、どこかで繋がったご先祖様だろうと思ったら、
素直に手を合わせることができるようになりました。
今回実家に帰ったときに、友人知人の訃報を沢山聞きました。
人生の仕舞い方を考えても、その通り行くとは限りませんが、
いろいろ考えてしまいました。
今年の墓まいりのお墓へのお供え。
このかんかん照りで、木が枯れてきて、なんとか死守したナスときゅうり。
お皿代わりの庭の蓮の葉。
二つあるのは、お寺の中と墓地とお墓が2つあるから。