昨日、味噌を仕込みました。
私の愛しのパンダ豆が昨夏の猛暑で全滅のようで、別ルートを探さなくてはいけません。
ここ数年何種類も味噌を作ってきましたが、今年は数を減らそうと思います。
今年は、以前美味しかった豆麹をまた分けてもらうので、関西ではあまりなじみのない豆味噌を作って見たい人を募ってみようかなと思います。
私は、三重県の出身なので、豆味噌で育ちました。
結婚して関西に来て、最初京都に住んだので、市場にはまだ味噌の専門店があり、なんとか豆味噌を見かけることがありましたが、スーパーには皆無でした。
実家の母が、味噌を作っていました。
豆味噌が恋しくて、実家から分けてもらっていました。
そのうち味噌のグループも高齢化で解散してしまいました。
母に聞くと、みんなで作った味噌をカメに詰めて帰ってきてだけで、具体的な配合や作り方は知らないと言うのです。
豆味噌は、所謂味噌の作り方とは違う特殊な作り方をします。
スーパーの豆味噌でも良いけれど、やっぱりあの味噌が食べたい。
肝心の家族は、特に子どもは豆味噌独特の渋みや酸味を嫌い、米味噌の方を好みます。
自分で作るしかないか!
しかし、20年ほど前では豆麹を売っている所を見つけられず、作り方もわかりません。
とりあえず米味噌を作ることから始めました。
全面に広がるカビを見つけて絶叫したこともありました。
全部捨てた事もありました。
保健所に持って行った事もありました。
実家の父が、大学の卒論が発酵化学で味噌を取り上げたそうなので、父に写真を送って見てもらったこともありました。
圧力鍋で炊いて、吹きこぼれの掃除にめげた事もありました。
もうイヤになって、作らなかった時期もありました。
でもね、やっぱり市販の味噌では物足りないんです。
家族は誰も気がつきませんが、コクが足りないように思います。
時短と思う圧力鍋は掃除の手間を考えるとちっとも時短では無いので、大鍋でコトコト炊き、瓶では無くタッパーに詰めて酒粕で蓋をするようになったら、カビとは無縁になり、自分なりの作り方を決めて行きました。
義母の介護が始まり、仕事を辞めストレスを溜めて行った時に、家でその頃はまだ黒豆を作っていたので、クズ豆で黒豆味噌を作り始めました。
それが徐々に、家にあった豆で作り始めました。
白インゲン
青大豆
小豆
真珠豆
パンダ豆
黒目豆
空豆
こうしてドンドンいろんな豆の味噌が増えて行きました。
おから味噌を教えてと頼まれて教室をすることになりました。
とても簡単にできるので、愛想がないと思い、おから味噌も塩違いで作っていたので、お味見してもらおうか、でも、そんなの興味があるかな?と思いながらお出ししたら、皆さん大変喜んでくださいました。
さらに、その味噌で鹿児島の郷土料理茶節というお手軽簡単みそ汁にして飲んでもらったら、これも手軽で美味しいと喜んでもらいました。
それが今のおから味噌&お味噌お味見会の始まりです。
味噌の魅力は、なにかしら?
作る時は手間がかかりますが、作ってしまえば後は、熟成を待つだけ。
勝手に美味しくなっていてくれます。
存在を忘れてもいいというのが、魅力かな。
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