クコと言えば、杏仁豆腐の上に乗っている赤い種のようなもの、あれです。
クコの果実は枸杞子(くこし)、根皮は地骨皮(じこっぴ)、葉は枸杞葉(くこよう)という生薬です。
現在の庭のクコの状態です。
年に何度も芽が出て葉が茂り枯れて、また芽が出るを繰り返します。
葉は、虫が付く前の若葉はお茶にしたり、おひたしで食べることが出来ます。
生の葉を噛んでみると、苦みがありますが、それほどきつい苦みではありません。
虫が葉の内側に入り込んでボコボコになって食べられてしまし、枝だけが残ります。
写真の後ろのような枯れ枝状態になります。
コレを知らないと、もうダメなのかと思ってしまいます。
そういうときは、枝を少し折ってみて、緑色をしていればまだ生きています。
しばらくすると、また芽吹いてきます。
コレを何度も繰り返します。
秋口に紫色の小さな花が咲いて、秋の長雨が続くと落ちてしまいます。
でも、また芽吹いて復活してきます。
実がなるまでの道はなかなか遠いです。
私は、見栄えもよくないこのクコにとても心引かれます。
決してへこたれず、何度でも立ち上がってくる生命力をクコからもらっています。