先日の梅干しお味見会に参加くださったお着物仲間の方と話していて思い出したことがありました。
父が母のために会社に出入りの本屋さんから暮しの手帖を取っていました。
もっぱら読んでいたのは母では無く私でした。
田舎では見たこともないきらびやかな帝国ホテルの村上料理長のお料理にはいつも釘付けでした。
いつか東京の帝国ホテルに行って食事がしたい!
すてきなあなたへ、暮らしのヒント、読者の手帳、吉兆よもよもやま話等など読み物も大好きでした。
中でも読者の投稿欄の読者の手帳は、読者ながら皆さん筆が立つ上に、エスプリが効いた文章で大人の世界を垣間見るようでワクワクしました。
小学校の頃真似してピロシキ(食べたことないのに)を作りたくなりました。
結局膨らまずカチカチのピロシキができあがったのは夜でした。
いつも見たこともない珍しいお料理が載っていて、料理を通じて世界へ繋がって行く感じがありました。
料理教室をしたいと、まがいなりにもスタートしましたが、何処を目指しているのか。
日々の暮らしを大切にする「暮しの手帖」の世界に憧れていたことを思い出しました。
いつか暮しの手帖に載るような活動がしたいな、それにはどうしていけば行けば良いか、少し道が見えてきたように思います。