私の憧れの人、Tさん、実母に近い年齢の年上の友人です。

頻繁に会うわけではなく、交流の途絶えた時期もありますが、長くお付き合いいただいています。

 

去年の秋、Tさんに手渡す物がありました。

折角メイクを習ったからと思って、気合いを入れてメイクをしました。

 

すると、私の顔を見るなり、

 

 

綺麗になったね!
貴女が、綺麗になって嬉しいわ!

 

 

まさか、そんなことを言ってもらえるとは思わず,とても嬉しかったです。

お化粧しただけで人に喜んでもらえるなんて、思いも寄りませんでした。

 

去年、義母の長い介護が終わりましたが、介護の事、義家族の事、愚痴を随分と聞いてもらいました。

 

心配かけていたんですね。

こんなに私の事を思っていただいていたのかと、ただただ、ありがたいの一言です。

 

かな~り前、Tさんから聞いた話も思い出しました。

顔は、自分の為にあるのでは無く、人の為にあるのよ。
汚いおばあさんを見るより、綺麗なおばあさんの方が気分が良いでしょ?

だから、私は、年を取ってからの方が、お化粧したり綺麗を心がけているのよ。

 

その時は、

Tさん元々綺麗だし、お化粧面倒くさいし~

 

と聞き流してましたが、後になって、「無財の七施」(誰にでも出来る施し)の中の和顔施の事を言ってはったんだ!と知りました。

 

いつも自分の心に忠実で、軽やかなTさん。
すぐムキになる私に、いつも笑顔を向け続けてくださいました。

Tさんを目標に年を重ねて行こうと思います。