この間年が明けたと思ったら、すでに2月。
「鬼は外、福は内」って節分の豆まきのときの定番の掛け声だけど
我が家にはすでに鬼が入り込んで、先日やっと去っていったところ。
鬼というか、コロナ襲来。
1月後半の我が家は
コロナ感染でぐだぐだ
でした。
鬼は怖くないけどウイルスは怖かった
2020年のパンデミックから、子供も含めてはじめての新型コロナウイルス感染。
家庭内感染で子供の発熱から夫が仕事に復帰するまで約2週間...。
私は熱が下ってからの咳が止まらず、ついに吸入薬を処方されました
始まりは子供の「寒い...」
ある深夜、多分1時を回っていたと思う。
子供が「寒い.....」と言って私の布団に入り込んできた。
いつもは布団に入って寝たら朝まで熟睡コースなのに珍しい。
学校で屋外活動があったし、少し疲れているようだったから夕食後に漢方を飲ませて早めに眠らせた夜だった。
私の毛布を強引に体に巻き付けてうずくまったかと思ったら、寝息が少し荒い
おでこを触るとなんか熱い
(風邪引いたな...)←認識甘め
ひとまず冷えピタを持ってきて子供のおでこに貼り、私も眠気からそのまま寝てしまったのだった。
(アウト)
多分この時点で子供はコロナ陽性だったんだと思う。
子供の寝息のスーハースーハーを、
向かい合って私も
スーハースーハー
スッスッハーーー
と吸って吐いて無防備に寝ていたことになるわけで。
(2アウト)
朝起きて
子供の体温を測ったら、39.1℃。
だるいの...と言ってクッション抱えてぐんにゃり している。
急いでかかりつけの小児科の予約を取り、検査をしたら
はい、コロナ陽性
その翌日から私も喉が痛み出し、発熱しました。
(3アウト)
身動きが取れなくなる
喉の痛みとすぐに来た寒気で、熱を測ったら、39.4度
今度は私のかかりつけ医に午前中の予約を入れたものの、
子供と一緒に眠ってしまい(←意識が飛んた)
受診しそびれる失態...
午後に改めて予約を入れるも
今度は熱から体がふらついてしまい、とても運転できそうになくて泣く泣くキャンセル
次の日から土日で、かかりつけ医は休診。
キャンセルしたのをキャンセルしたい
キャンセルを後悔したときには、既に熱とふらつきと身体中の節々が痛くてまともに動けなくなるという
(こんなんなるのー)
夫のおつかい力がアレだった
一方で、夫も子供の陽性判定が出てからは自宅待機。
(5類になってからも、同居家族にコロナ陽性判定が出た場合は所定の期間は自宅待機という会社ルールがある)
私がほぼ動けなくなってしまったので、子供のケアと最低限の家事をしてもらっていた。
でも、できる限り別室にいてもらって、離れていたんだけど。
土曜日、食材はあっても食べられそうなものがないので、夫に買い物に出てもらうことにした。
「ウ○ダーとかの飲むゼリーと、あと何か食べられそうなのをなんでもいいから買ってきてほしい」
私はたしかにこう言ったのだが、買ってきたものは想像の斜め上をいっていた。
妻子がコロナ感染でしんどすぎるときにうちの夫が買ってきた食料のリアル。
カットパイナップル
(喉が痒くなるので私が普段から食べられないやつ)
生寿司+海鮮巻き寿司
(今ナマモノはやめて)
牛肉コロッケと唐揚げ
(今揚げ物はやめて)
ポテサラ大盛りパック
(今大盛りはやめて)
まるごとバナナ(ケーキ)
(なぜふつうのバナナじゃないんだ!)
あのね?
お前が食べられそうなものを買ってきてって意味じゃねえんだわ
(心の声でございます)
(実際はもっと口汚い当方の方言で脳内再生されております)
頼んだゼリー飲料は
買って来てほしいもののメモを持たせて、再度買い物に行ってもらいました
伝えたことをくみ取らない夫の想像力の無さがアレなのか..
むしろうまいもの食べて元気出してくれって夫なりのやさしさだったのか
時々「それはちがうよ」ってことをするのは毒親の毒をふんだんに受けて育ったせいなのか...
私がメモ書いたり具体的に欲しいものを言わなかったりコミュニケーションをさぼった結果なのか...
買い物に行ってきただけマシなのか...
コロナって色々人の粗雑な面を炙ってくるな、と思った次第...
この後、夫は自分が食べたいものをしっかり食べて栄養補給をしたにも関わらず、翌朝に発熱した。
夫、発熱2日目に
高熱で節々の痛さから部屋着を着るのも苦労していた。
ズボンを履くのもうまく足が上がらず
生まれたての子鹿みたいにプルプル して全然ズボンが履けない。
ひと呼吸おいてトライするも、片足を上げようとするとまたプルプル。
腕の関節も痛くて動かないから、うまくズボンが上がらずに、裾ばかり踏んで一向にズボンが履けない。
そんなプルプルと苦戦している夫の様子が
おもしろすぎてお腹を抱えて大爆笑してしまった。
買い出しのことで正直ちょっとひどいなーと思っていたけど、
弱っている夫を容赦なく爆笑した私も大概ひどかった。
だから、
もしまた“病めるとき”がきてしまったら、少しばかになってやさしくしようと思う。
(コロナはもうたくさんだけど)