これまでローゼルの栽培状況やジャムなどの利用状況をお知らせしてきましたが、実(ガク)でなく茎も利用出来ないかと検討してみました。
ローゼルの茎は2メートル近くになり繊維が多く、皮も剥げやすいので何とか利用できないかというのが最初の発想でした。
まず、皮を剥いで叩いてみました。皮は簡単に剥がれましたが、いくら叩いても繊維が硬く自分で和紙にするのは難しいと感じました。
そこで、熊本県内で和紙作りをしている方に試作していただきました。
下の写真が出来上がった和紙です。左側の和紙はざらつき感があります。
右側が叩解度を上げた和紙でこちらは滑らかで普通の和紙として通用しそうです。
利用法が思いつきませんので、取りあえず当園で抽出したエッセンシャルオイルとハーブウォーターを入れたビンに挿してみました。毛細管現象で見る見るうちに吸い上げ香りが漂いました。
ディフューザーオイルにはエタノールを利用するようですので、時間が取れたらチャレンジしてみようと思います。
下の写真は、皮を剥いで干しているところです。
こちらも、正月前にはコマ回しの綱に挑戦してみようと思っています。
下の写真は、石垣島の方から譲っていただいたローゼルです。
以前のブログでは、寒さで枯れてしまうだろうとすっかり諦めていたのですが、暖冬のおかげでビニールハウス内のものは今が最盛期となりました。(路地のものは枯れてしまいましたが)
和紙の利用法について、アイデアがある方はお知らせください。
熊本ハーブ園レモングラス 太田でした。