当園では、品質の向上のため、皆さんの提案はなるべく実現に向けて試してみることにしています。


それは、当園のハーブを実際使用していらっしゃる皆さんの現場からの声ですから、出来ればすべてお応え出来ればと思っています。


技術面やコスト面から出来ないこともあるかもしれませんが、出来る限り試行してみることにしています。




今回の提案は、レモングラスのカット幅についてでした。


それは、通常は当園のカット幅で良いそうですが、細かいハーブとブレンドするときには混ざりにくいので「もっと短くできないか」という提案です。


当園では通常1センチメートルから1.5センチメートルに「押し切り」で手でカットしています。


機械では、生葉はカットできるのですが、乾燥後は葉が滑ってしまって綺麗にカットできません。


しかしカットした後に生葉を乾燥すると風味が逃げてしまうように思います。


このため当園では、面倒ですが乾燥後に手作業でカットすることにしています。


手作業ですから、カット幅を短くするのは簡単です。送り幅を小さくすればいいのですから。


写真(上)が通常のカット幅です。(1~1.5センチメートルです。)


     


写真(下)が短くカットしたものです。(7ミリメートル~1センチメートル程度です。)

     
   

     

通常の3分の2程度の幅ですが、カットするのはかなり手間がかかってしまいます。



繊細な作業になるためはカットする回数が増えるだけでなく、1回のカット量も3分の2程度しかできませんでした。


小さくカットしたものを、ホットと水出しで飲んでみましたが、味は濃いように感じました。(細かいから良く出るだろうという先入観からそう感じたのかもしれません。)




もう少し、「味が本当に違うのか(メリット)」 「小さくカットしたものを必要とする頻度(需要)」など「費用対効果」を調べる必要があると考えています。


みなさん!もし、小さくカットしたものが必要だとお考えの方がいらっしゃれば、教えていただければ幸いです。



 熊本ハーブ園レモングラス  太田でした。