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24の瞳
昨夜NHKクローズアップ現代で「世界が注目の映画監督・木下恵介~」をやっていた。
生誕100周年を迎えた映画監督・木下恵介。
木下監督の映画がいま、世界中でリバイバル上映され、
再評価の機運が高まっています。
半世紀前「二十四の瞳」などで日本中を泣かせた映画監督が
なぜ今再び注目を浴びているのか。
喜びも悲しみも幾年月の歌聴いてたら懐かしくて懐かしくて涙が出てきた。
といっても私は木下監督の映画をほとんど見てない。
私の家は洋画ばかりで日本映画を見ない家だった。
私が見たのは女の園と野菊の如き君なりき だけである。
女の園の主題歌
古き都に咲きし 花の命は
祇王(ぎおう)の夢ならずや
常磐(ときわ)ならずや
さらば吹けよ みね吹く風よ
吹きて悲しみの 歴史ぞかえん
http://duarbo.air-nifty.com/songs/2007/08/post_0bf5.html
この歌も喜びも悲しみも幾年月も作詞・作曲は木下忠司さんで木下監督の弟さんだった。
高峰秀子さんが主人公の女子大生でまだうら若い岸恵子さんとか久我美子さんも女子大生役で出てた。
京都女子大を舞台にした学園紛争もので学園紛争の走りの映画だった。
私は学園紛争のピークに大学行ってたのでこの映画と出会えたのである。
「野菊の如き君なりき」も木下恵介監督でした。
この映画は深夜放送で見た記憶があります。世にも清らかな映画だった。民子を演じた有田紀子さんは近所に住む木下恵介監督に自分の写真を送り
木下さんは彼女を民子役にうってつけであると感じ主演させたのでした。
伊藤左千夫さんが亡くなる数日前に詠んだ歌。
九十九里の波の遠鳴り日のひかり青葉の村を一人来にけり
重病で病み衰えろうそくが消えかかってる作者を波の音と陽光と青葉が迎えてくれた。
こんなういういしい若葉の季節に去っていかないといけないなんて!
打ち寄せる波の音は永遠です。時は青春のまっただなかなのに。自分だけが凋落していく秋の木の葉なのが悲しかったでしょう。
左千夫さん、天国で民子と再会できたかな。
世界中の人が野菊のような君なりきを見て
明治時代の日本にはこんな清い恋してた人たちが居たことを知って欲しい。
http://www.youtube.com/watch?v=qYlMAan_Mac&feature=player_embedded
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