想い出のグリーングラスって曲が好きだった。故郷の緑の草原を想う歌だと単純に考えてた。
本当は死刑囚が処刑前夜に見た夢のことを歌っているのだった。グリーングラスのCD持ってるので聴いてみた。
マーテイ・ロビンスが歌っていた。確かに3番の歌詞は歌っておらず独白だった。何故歌わないのだろう?それは内容がリアル過ぎ、悲しすぎる。
Then I awake and look around me
At four grey walls that surround me
And I realize, yes I was only dreaming.
For there's a guard, and there's a sad old padre,
Arm in arm we'll walk at daybreak.
Again I'll touch,
The green, green grass of home.
その時、私は目覚めた。回りを見回すと。灰色の4枚の壁が私を取り囲んでいた。私は気づいた。夢を見てたにすぎないんだと。
というのは看守がいて、年老いた神父が青ざめた悲しい顔でそこにいたから。
夜明けになれば、この人たちに手に手を取られ私は歩くのだろう。もう一度、私は触れよう。思い出のグリーングラスを。
悲しい独白。
この曲が終わって次の曲が鳴るはずなのに何故かこの曲が繰り返し繰り返し鳴り出して、、ふるえあがってしまった。
怖くなってプレイヤーの電源を切りました。
この歌を聴いてたら何故かオーヘンリー短編集の中の「After 20years」を思い出してしまった。
ニューヨークのマンハッタンで育った幼馴染が20年後の再会を約束して別れるあの話。
20年後のこの日この時間にこのレストランの前で会おうと誓って一方は西部に旅立って行った。も一人は警官になって夜回りで約束の場所に来て見ると。友達は来ていた。
そして20年前の約束をはたすために西部から来たことを喋りだした。
煙草に火をつけるためライターをつけた瞬間、男の顔を見て驚いた。ダイヤモンドをちりばめた金時計をつけているが。
頬にキズがあって。それはシカゴ警察のおたずね者シルキーボブじゃないか!!警官は自分が逮捕するにしのびず、いったん署に戻った。そして仲間をシルキーボブのとこへ行かすのだった。
このシルキーボブとグリーングラスの歌が重なるのは何故だろう?
http://www.youtube.com/watch?v=aQhKqlOccHE&feature=fvwrel






