今年は、オペラをいろいろ聴けたこと、本当に楽しかったです。
もう今年は聴きに行くことはないだろうと思うので、印象に残ったものをランキングすると、6月のセビリアの理髪師、5月の蝶々夫人、11月のロデリンダ、11月のヴォツェック。ただし、この4つはどれも甲乙つけがたい。。ロデリンダを聴いた直後は、もうこれが今年のベスト
と確信していましたし。

今年は、オペラをいろいろ聴けたこと、本当に楽しかったです。
もう今年は聴きに行くことはないだろうと思うので、印象に残ったものをランキングすると、6月のセビリアの理髪師、5月の蝶々夫人、11月のロデリンダ、11月のヴォツェック。ただし、この4つはどれも甲乙つけがたい。。ロデリンダを聴いた直後は、もうこれが今年のベスト
と確信していましたし。

火曜は資源ごみの日。
できれば在宅したいけど、イケオジのトレーニングの為、出社。
出社マストの曜日が増えました、この一年。
日記みたいなブログをこのアカウントで始めた一年前は、お気楽なOLでしたのに。
ちょっと前に、合唱の先輩のお一人が、そうそうマラ9番といえば、、と教えてくださったブログがあった。
抜粋がこちら。
↓
1985年に行われたバーンスタインとイスラエル・フィルの来日公演のマーラー交響曲第9番は、今日まで数限りなく繰り返された日本でのマーラー演奏の中で間違いなく最高のものである。もちろん、そう断言することは論理的には不可能なわけだが、少なくとも、私の中ではそうである。
あれからすでに25年以上が経った。その間、私はこの曲をインバルとチェコ・フィル、ラトルとベルリン・フィルあるいはバーミンガム市響、ベルティーニとケルン放送響、スヴェトラーノフ指揮ロシア国立響、最近ではアバドとルツェルン祝祭管、ハイティンクとコンセルトヘボウ管などなど、さまざまな演奏家のナマで各地で聴いてきた。その中には、立派な演奏もあれば、嫌悪感だけが募るようなものもあった。だが、確実に言えるのは、どんな指揮者が振るときでも、私は、バーンスタインとイスラエル・フィル以上の演奏が行われる可能性など、ただの1パーセントも信じていなかったということだ。そして、ひどい演奏に遭遇するたびに、心の中で「この馬鹿たれが」と罵りながら、バーンスタインを思い出していたのである。バーンスタインのおかげでこの曲がどれほど凄惨かつ甘美な、ユニークにして恐るべき傑作であるかを知っているがゆえに、生ぬるい演奏に遭遇するとよけいに腹が立って仕方がなかったのである。
それほどまでにバーンスタインの東京ライヴはすごすぎたのである。
(抜粋&引用終わり)
まだまだ文章は続くのですが、この段階でこの盤のマラ9聴きたいなーと思い、そんな感想を送ったらば、
なんと、音源はあるから貸してあげられるかも。と仰る。
で、いろいろあって、今その音源はわたしの手元にあり、かなりの頻度で聴いております
(気に入るとそればっかりのワタシww)
聴きながら、端切れで文庫本のブックカバーを手縫い(ちくちく)。
安心して聴いていられる音楽は、単調な手しごとのすてきなBGMです。
この時の東京公演の終演時には、終わるや否やの拍手が通例だったその当時にして、シーンと静まり返り、
実にその静寂は20秒も続いたそう。
それだけで、どれほどの演奏だったのかが想像できます。
私も、無意識にそういう瞬間を探して、出かけては聴いたり観たりしているんだろうな。
さて、陛下御一家ご臨席のアナウンスに続くオベーションが終わって、開幕。
三階下手側からの観賞。前列の男の子の頭がちょっと視界を遮る程度。
よし。
でも、これはもっといい席をとればよかった、とすぐに後悔することに。
人の手足が、躯体が、あんなにしなやかに柔らかく、美しく、音楽そのものみたいに動くということに驚愕。
一幕最初の方での、屋敷でのクリスマスパーティーでのダンスや、ドロッセルマイヤー氏のマジックショーは、なにこれすごい。めっちゃ楽しい
と喜んでいたのですが、舞台が進むにつれてどんどん「無言劇」から「バレエ」になってきて。
クララ、フリッツ、それに妹たちの可愛らしいダンス、兵隊たちのおもちゃっぽいカクカクした動作も、どこまでもバレエ。重力=Gが感じられません、どこにも。
いや、人って、こんなことが出来るんですね。。
そして出ました!ねずみの王様!童話では七つの頭を持つキング🐀だったけど、舞台ではクイーン+家来6匹。みんな、しっぽが長くて耳も大きくておしゃれ!(そこじゃないw)。この戦いのところでは本当にハラハラしました、、クララ、華奢だしちいさいんだもの。
ドロッセルマイヤー氏がここで登場、まるでほんとの魔法使い、または水戸黄門。
この人がいないと成立しない話ではありますね。
二幕、クララの夢の中でのお菓子の国の冒険。
泡だて器を持ったシュガーピンクのお仕着せのパティシエたち、キャンディーの精、かっこいいポップコーンの精たち、ぷっちんゼリーふたつ、そして、綿あめの精![]()
すてきすぎるそれぞれのバレエ。特に綿あめさま。陳腐な表現だけど、漫画から抜け出たみたいな、同じGに支配された三次元の存在とは思えない「なにか」でした。儚くて、ふわふわしてて、美しくて、、、。
そして金平糖の精=クララの王子との踊りは、この世の夢かという域の美しさ。
来て本当によかったです。大好きなチャイコフスキーの音楽も素晴らしかった。
カーテンコールでやっと撮影可。美しすぎるお二人。米沢唯さまと渡邊峻郁さま。
かわいいパティシエたち。
かっこいいポップコーンたち。
わたあめ様。
次の機会には、もっと前の席で、表情も観ようと心に決めました🌟
バレエ、こんなに多くの人が携わっていて舞台装置も大がかりで豪華(個人的に道具類の省略や簡素化は、新国ではやって欲しくないです
)娯楽要素も多いのに、オペラに比べて料金がお手頃。大衆娯楽としてはこっちが勝ってる?と思いました。
オペラも頑張れ。
初めて尽くしの今年の最後の「初めて」がこれ。
これまで全然興味なかったのに、なぜかどうしても観たくなって(またかw)、自分の誕生月だし、今年の自分へのプレゼントにしよう。と意味不明な言い訳をして、チケット取ってました。あー、世話が焼ける。
米沢唯さんの回が観たい。本当は12/25の回が良かったんだけど、そこは第九のゲネ前だし、会社の納会もあるし、、で、今日にしてました。
ホワイエにはツリーやチュチュの展示。
明らかに人が多いし、華やいでる。先月のヴォツェックのプルミエより。。
ヴォツェックと言えば、その時の題名役、トーマス・ヨハネス・マイヤーさんの急逝にはびっくりでショック。。たった一度しか舞台を見てないけれど、深く不思議な感銘を受けた。まだひと月。
複雑で印象に残る役を、あんなに見事に演じていらしたのに。
ご冥福を心からお祈りします。
で、入場前にものものしいセキュリティチェックがあるので、??と思っていたら、なんと。天皇陛下御一家がご臨席とのこと。。
私は三階だったので、懼れ多くも上から拝見する形に。とても近い位置。
愛子さま、両陛下とリンクコーデされたワインレッドのワンピースが素敵。
お綺麗になられたなあ。
画像はウェブニュースよりお借り。
くるみ割り人形も、小学生のころに児童文学で何度も読んでた愛読書。それには主人公はマリーという名前の七歳の女の子で、フリッツはお兄さんとあった。ピルリパート姫というややこしい名前の、綺麗だけど心の冷たいお姫様(多いですよね(;^_^A)の身代りになって、若いドロッセルマイヤー(マリーの名付け親のドロッセルマイヤーおじさんの甥)は不格好な人形になってしまうのよね。
この本、ほんとに良くできてて、割とうすい児童文学なのに、ところどころマリーの心の声が赤裸々に書いてあったり(ドロッセルマイヤーおじさんやピルリパート姫への批判とか。しかも容姿の!)、挿絵が、挿絵だけで本になれそうなくらい秀逸だったりで、大好きでした。
でもホワイエで配布されてるパンフは、女の子はクララ、フリッツは弟になってる。
バレエと原作は違うのかもね。名前や年齢、家族編成が違うのは新鮮。
後半(②)は明日にします![]()
今日は忘年会でした。
体調不良で欠席が一人、でもほぼフルメンバー。
会議からそのまま雪崩込み(お店まで徒歩3分)。
隣に、ちょうど弁理士試験に合格した後輩君がいたので、武勇伝を冷やかしつつ。
牡蠣入りの茶わん蒸しに、お造りやブリしゃぶ、日本酒、炊き込みご飯。
美味しくて楽しかったです。
予定されてた個々の近況報告は時間不足で(各々の卓で話が盛り上がり過ぎてて)不要となり
、でもあっという間の二時間。皆、話したい事が溜まってたんだなあ。
もうちょっとこういう機会があればいいのに。
そして、なんの手違いか、卓を移動する際にビールのグラスをひっかけてしまい、幸いウールのワンピースはそれをほぼ弾いてくれたので大事にはなりませんでしたが、一気に酔いが覚め(笑)、帰宅した今、すぐさま脱いで洗濯しています(今ココ)。
大学生かww
昨夜は合唱(第九)のマエストロ練🎹
今日は忘年会![]()
で、明日は事業部長報告と、夜は新国でバレエ「くるみわり人形」![]()
なかなか、なかなかに詰まっております。
体調体力温存すべきこの頃、こんなに動いていいものか。
でも明日は楽しみ。
今年もあと二週間ちょっと。
都心には工夫を凝らしたツリーがあちこちに。
好きなのはKITTEのツリー。
色も形もシンプルで、清楚。
丸の内OAZOのスタバの前には毎年、何かしらシーズンのアイコン的なオブジェが登場。今年はトイストーリー。子ども達に大人気💕
たまに行く女子ランチの聖地にも可愛らしいクリスマスリースが🎄
今年のイブは(順当にいけば)合唱練習日。
前年もたしか練習がこのあたりで、先生が「きよしこの夜」を指揮してくださったのでした。
今年も、だったらいいな(*^-^*) 期待しちゃいます🌟♬
クリスチャンではないけれど、聖夜にちなむ歌や楽曲は小さいころから一等好き。
クリスマス🎄までは、あと一週間と少し。
水曜の合唱の帰途、同じ路線の先輩が「行けないから🐇」と譲って下さったのが、今日12/13マチネのN響Cプロのチケット。この時はプログラムも知らず、ただ、行けたらラッキー🌟いいのでしょうか??といただいたのですが。
うっそ。今年のショパンコンクール優勝のエリック・ルーが聴ける。
会社の先輩がピアノをやってて、その期間ざわざわと情報交換し、つまみ食い的にショパコンを聴いてたので、エリック・ルーの演奏はいつか聴きたいと思ってました、それが、こんなに早く実現するとは![]()
ニルセンの「不滅」は初めて。デンマークの文化遺産にもなってる曲とか。
原宿駅から出ると、「そういう感じの人たち」、要はきっぱりと「私はこれからNHKホールなの」と背中で語っている人たちがぞろぞろと同方向へ。おかげで全然迷いませんでした。無事到着。チケット完売。ホールは満席。
エリック・ルーが出てきたときの拍手といったら。演奏はこれからなのに。
前半。ショパンのピアノ協奏曲第2番。
まずオケのレベルの高さに驚愕。もちろん今までも「クラシック音楽館」で聴いてたけど、自分の眼と耳、生音で感じるものは別。うますぎる。どのセクションも。特に弦。
そしてエリック・ルー。素晴らしいの一言。ショパンが聴いたら、そうそう、そう弾いてほしいんだよとか言うんじゃないかと思っちゃうくらい。力や激情で押すのではなくあくまで冷静で繊細。どの音も最高のポジションとタイミング。そして、タッチは信じられないほど正確。
ルイージさんの理性的なタクトもとてもピアノとマッチしているように思えました。振り姿、とてもエネルギッシュで素敵🌟彼自身が楽器のようでした。
鳴りやまぬ拍手に早々に答えてくださって出てきたエリック、アンコールは素人の私でも聞いたことのあるワルツ第7番。これも静かな美しさで、聴いてると内省的になって、ふっと別次元にいきそうになります(てか、なってた)。
N響のオケの方々も、心酔したようにじっと聞き入っていらっしゃいました。
後半はニルセン。この交響曲がとてもユニークで、エリック付き(笑)の前半と同じ、あるいはそれ以上に素晴らしかったです。
プログラムにはニルセンの友人への手紙の文章として、こう記載がありました:
「我々が生と呼ぶ概念、あるいはむしろそのもっとも中心的な意味においての「生」から人が感じ取り、考え出すすべてのものを表すものになるだろう。つまり、生きて動こうとする意志をもつものすべてのことだ。そのすべてがこの概念の中に含まれうる。そして、ほかの芸術以上に、音楽とは生命の表出なのだ」。
この短い文章の中に「すべて」という単語が三回もでてきます。それほどの情熱や思いがこの曲に込められていることが、十二分に伝わる素晴らしい演奏でしたし、ファビオ・ルイージさんの指揮姿もそれをよく伝えていらっしゃったと思います。
かねてよりのファンである神田様の清涼なフルートもとっても素敵で、弦のやり取りも美しくてドキドキしたし、何よりフィナーレのティンパニ2組の「対決」が圧巻!カーテンコールではこの2組のティンパニ奏者が、オケがあらかた引けた後でも、拍手で呼び出しされてました。
本当に素晴らしかった。こんな機会をくださった先輩には大感謝💕
今回、楽器だけの演奏会で、抑えても抑えてもじわじわと涙が出るような感動を味わいました。このところ声楽関連のコンサートでの感動が多かったのですごく新鮮だったし、また自分の狭い世界が少し広がったように感じ、幸せな思いで帰宅しました。
ただ原宿からの帰途の混雑ぶりは、オペラシティからの帰途のそれに勝るものがあり(^^; 気力体力だけはなんとしても落としてはならぬ。とも感じたのでした🌟
なんだか忙しくて一週間もブログご無沙汰。
しかたない、毎日、倒れるように寝て、復活!って感じで起きて会社行ってました。師走なんだもの。
でも、隙間時間には、久しぶりにいろんな本を読みました。
「ルネ・フレミング 魂の声」(フレミング著 中村ひろ子訳)は面白かった。ご本人の言葉というのは、自分の浅い思惑とは全然違うところから鋭く、深くこちらに届きます。
マリア・カラスへの思い(全然うまいと思えなかったとか、一声聞いてすぐに彼女とわかるのが大事なんだとか、急激に声が出なくなった理由を追求したとか)や、「もしも願い事が一つだけかなうものなら、自分を二つに分けて、舞台で演ずる自分を客席で見てみたい」などの文章は、正直で超努力家な彼女の魂をかたどっているようで読み応えあったし、感銘を受けた文章はかなり多くありました。
彼女の声が好きでない声楽畑の方でも、得るところは多いかと思います🌟
さて。
昨夜は水曜の定例合唱で、第九の並びの発表とマエストロ練の復習、年始(「成人の日」)の「こうもり」の追加パートの練習がありました。
並びで隣近所の方とお話(というかほぼ名前を憶えるだけ)するのも楽しみです。
前年の第九はアルトで歌ったのでほぼ中央。今年はソプ、右寄り。しかし本来の声で歌える嬉しさよ。
本番まであと少し。決して風邪をひいてはならぬ。
12/3 良い語呂合わせの日(そこはどうでもいい)。
今年の第九のマエストロ練習が始まった。
そんな時に同期の方から、風邪が悪化して今日は休むしかない(マエストロ練は全出席がオンステの条件)から降板になる。との連絡をいただく。ほんと切ない
この時期は急にいろんな感染症が流行するので、気を付けても、かかるときはかかるのよね。家族や知人が多いほどリスクは高まるし、そういう人ほど集客力もあるのに。
さて。
久しぶりにお会いした高関先生。ますますお若くなっているような。
穏やかで優しい、でもしっかりと「音楽」を私たちに伝えてくださる語り口は前と同じ。今日も大きめの
を携えていらしたけど、どこかのタイミングで撮られていたのかしら。
レッスンの合間には、プライベートのご旅行のエピソードを、まるで家族や親戚になさるように、熱意をこめてお話しくださった。こういうところが本当に先生の魅力の一つだと思う。凄い方なのに全く気取らない。で、音楽に関しては我々と同じ目線に降りて来てくださって、こうしてほしい。ということをフラットに、まるで友人に頼むように、繰り返しお伝えくださる。本当に素敵な先生。
私たちは頑張って、先生の求められる「第九」の一部にならないと。
そうそう、今年の2月にTOCで藤岡先生の指揮で歌った「釈迦」がCDになって、今日の練習で早々に買うことが出来たのが嬉しかった![]()
聴くのが楽しみ。
それにしても・・・2月!
なんか、遠い昔のように思います。
実際、遠い昔なんだろうな。いろんな意味で。