もしかして家を持つなんて無理なのかも知れない。
そう思い始めていた矢先、1つの物件が目に留まった。
前から不動産サイトに載っていたのは知っていた。でも場所がかなり郊外だったので、検討に入れていなかったもの。
良く見ると、フルリフォーム物件でかなり綺麗。価格も1000万を切っている。
取りあえず見てみようということで、子どもを連れて見に行った。
場所は・・正直実家からも離れた、かなり辺鄙な郊外だった。しかし物件はフルリフォームにオール電化、敷地も広く、お洒落な間取り。築年数も20年程度、デザイナーズハウスといった作りだった。
聞くと任意売却物件。早く売りたいため、値段もかなり下がっているらしい。
これなら直すこともなく綺麗な家を、自分の手が出せる範囲で買える・・!
営業マンは「他にも問い合わせが来てますから、気に行ったなら銀行に言ってローンの相談を」
はじめて出会った、住もうと思えて、かつ手の出せる価格の物件だった。
買いたい・・!この家なら住めるかもしれない・・!子ども達もこの距離なら頑張って登校するって言ってるし・・!
この時、この場所はかなりの郊外だという事実は、余りの建物と価格の良さに遠く消えてしまっていた。
住宅ローンについては、ネット上のシミュレータで計算していただけで、まだ銀行に相談には行っていなかった。
でも、銀行への相談は正直気が引けた。自分の支払い能力の低さに気づきつつあったからだ。
前回の住宅会社とのやりとりの件で、ローンの相談にかなり心理的な抵抗があった。
ネットで調べると、借りやすい「フラット35」なるローンが。地元の銀行も取り扱っている様子。
これならローンも通るんじゃないだろうか?ネットで軽く支払い限度額を調べると、なんとかなりそうな様子。
余り迷っている時間もない。とりあえず「フラット35」で銀行に相談してこよう!
そう思い、銀行に相談をしに行ったのである。