【母の命日前投稿】私が棺に入れて欲しい3つのもの | 大阪文学学校本科修了生・元産科ナースが書くブログ♦10/2よりブログ更新停止します

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入院が決まりました。ひとつき間の入院です。病院でWiFiが使えないので、10/2よりブログ更新を停止します。入院中の事は記録しておいて、あとで記事にします。甜瓜








今年から、総合雑誌に俳句を投稿している。7月9日までの発表で三句佳作になった。五句佳作を取ると景品が頂けるらしい。あと二句(笑)。三人の選者さんが交代で選句している。私の三句は、堀本裕樹さん(俳人)と、ねじめ正一さん(詩人)のお二人に採って頂いた。堀本裕樹さん選の二句がなんの偶然か、どちらも亡き母の句である。たまたまだとは思うが、不思議に思えた。亡くなっても母は強いな、と思った(笑)。以下がその佳作句。



青芒夢に来る母若がへり


夏の果棺に入るる文一つ




紛れもなき母の句。




生前の母を詠んだ句は沢山ある。


以下、敬称略



母置いて帰路はひとりの夏日かな

佳作・佐藤麻績選/山田佳乃選


わんこと母おなじ足取り若葉道

佳作・夏石番矢選


さるすべり老母転びて泣き出しぬ

佳作・辻桃子選


猫背の母グラヂオラスはしをれけり

佳作・佐藤麻績選


豆撒きや欣喜雀躍する老婆

佳作・堀本裕樹選




全て、認知症の母を介護していた時を詠んだ句。毎日べったりだった。嫌でもいろいろ観察してしまう。





最近詠んだ母の介護時代の句


タクシーで参れと短夜の警官



投稿句。まだ結果は出ていない。句跨りを使ったのでそれが上手く行ったかどうかの自信が無い。発表は8月10日。



徘徊していた母が警察に保護された。昔昔、私が住んでたマンション(の何室かが病院の寮)の建っている筋にある警察署だった。母は何区も歩いて遠くへ行き、駐車場でこけたらしいが、そこを通報で保護されたと説明された。真夜中の連絡。当時はしょっちゅうの事だった。地下鉄で迎えに行かねばならなかった。始発列車で行くので待って欲しいと伝えたら···。先に俳句で詠んだ通りである。けっこう遠い。タクシー代が···。くらくらした。


「始発迄待って下さい」と私は伏してお願いしたが、《だめだ、今すぐ引き取りに来い》という内容の事を言われた。めちゃくちゃだと思った。保護された母をいちいちタクシーで迎えに行ってたら破産する。


その警官は配慮のできない奴だった。老人を保護し、その家族の生活を苦しくする。真逆の事を同時にしてるから、私は理不尽を強いられてると分かった。私が警官ならもっと頭を使っているだろう。警察は市民の味方なんて、大嘘なのだ。あれはドラマだけの話。現実の警察は仕事を終わらせることばかり考えているのだった。(※良い警察官の方々にも大変お世話になりました。みなが悪くはないです。)





棺に入れてほしいもの


https://with-house.jp/blog/2020/05/8381/



この記事を書くきっかけになったのは、棺に入れて欲しいと思った品ができたからだ。苦労して手に入れた『千一夜物語』9巻も棺に入れて欲しい。昨日ふと、棺に入れたいと思ったのは写真絵本とプリントマスク。他に入れたい物なんて浮かばない。プラスチックやビニールはだめらしいから、きっと袋から出さないとだめだな。




♥写真絵本『こつぶちゃん物語』
♥アクビちゃんのプリントマスク

この2点と
♥『千一夜物語』9巻
棺に入れて下さいと何処かに書いておこう

岩波文庫 完訳千一夜物語 全十三巻(岩波書店刊)


📖私の『千一夜物語』クリア率 約3.5冊/13冊 約27%

《クリア率の中身》
去年の夏頃、紀伊國屋書店で『千一夜物語マルドリュス版』全13巻を注文した。電話連絡が来て、出版社には在庫はなかったとのこと。が、書店内に巻数が抜けているが数冊あったとのこと。第1巻、2巻、9巻、13巻が欠けている。私はそれでもいいので、残りの9巻を全て購入したいと伝えた。後日、書店にそれらを取りに行った。

欠けている4冊について
1巻と2巻途中迄、私は図書館で読んだ。1巻は購入したので探せば家の何処かにあると思う。

全く未読な2巻の途中以降、9巻、13巻は他の書店に当たるか、最後は大きな図書館に行き、借りて読もうと思う。2巻がとても読みたいし、最終巻はやはり読みたい。マルドリュス版にこだわらず、バートン版やガラン版からも探したい。収録されている物語は概ね同じなようだから。

書物入手まで、YOUTUBEの朗読で先んじて聴いていた2つの物語が入手した本内にあった。既に読んだ話として、後回しにして、最後にゆっくり読みたい。





逃げる時持って逃げたい
『千一夜物語』は荷物になるから、小さな絵本とマスクだけを持って逃げたい



image/CATパブリッシング


image/タツノコプロダクション



🦌写真絵本『こつぶちゃん物語』はここで購入しました


🩷タツノコキャラクターズの公式サイト

image/公式サイトより引用



来月は母の命日。夏の終わりに旅立った母でした。



終活や遠く遠く夏の焼場 知微



まるで、ルネ・マグリットの絵画みたいだった。こんな景色が見えたので写して俳句にした。









誤字脱字ありましたらすみません。