5月11日の2つ目の季語は「打水」です。雑誌の兼題です。
どかどかと母が出てゆく打水よ 知微
豪快に大阪の御母(おかん)水打てり 知微
母が認知症を発症する前のお話。夏の盛り、母は毎日の行事のように玄関前に盛大に水を打っていた。広いベランダにも水を打っていたように思う。打たれた水は見てるだけで涼しかった。
「きごさい」より引用
この解説を読んで、「暑いと卵を産まない」と言って、鶏たちにホースで水を浴びせていた農場のおっちゃんを思い出した。
ぎゅうぎゅうのケージの鶏ら水打たる 知微
image/JIMDO
https://save-niwatori.jimdofree.com/Today's featured video
2022/08/09 エンドオブケージ
https://youtu.be/0Nz94RjCSN4?si=sPEysBY_FZjfCjKL
卵養鶏場の仕事 朝の巡回
動画の鶏たちはバタリーケージに閉じ込められています。バタリーケージとはhttps://save-niwatori.jimdofree.com/
💦打水の句
下京や水打つてはや灯を点し 鷹羽狩行
打水に一人きりなる夕餉かな 石橋秀野
犬猫もよろこぶ水を打ちにけり 大野林火
種鮎に水打ち終へし夕心 石橋秀野
🐔鶏の句
冬の田も遊べり鶏と犬を容れ 鷹羽狩行
鶏の坐敷を歩く日永かな 小林一茶
秋風や艶劣りせる籠の鶏 鈴木花蓑