【俳句の勉強7か月(12)】夏 Été | 大阪文学学校本科修了生・元産科ナースが書くブログ◇地球の仲間と共存共栄を

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✰11/6退院。11/11再入院です。次も生還できるか自信がありません。日々大切に生きます。己は何より大事だけど、この地球で共存共栄すべき仲間も大事です。自分さえ良ければいい、という考えを捨てる人々が増えますように。♦闘病中はコメント欄を閉じます。








今日の季語は「夏」





終活や遠く在り在りと夏の焼場 知微



兼題「活」に季語「夏」を合わせて詠んだ。母が亡くなったのが8月。陰暦では秋になるが、陽暦では立派な夏。母の訃報を受けたその日、夜帰宅するまで私はカルピスウォーターを二缶飲んだだけだった。空腹を感じている余裕が無かった。冷たい清涼飲料水と夏服。どこもかしこもクーラーが利いてた。真夏だった。母は、何故もう少ししたら夏が終わるという時に旅立ったのだろう?何故この日なんだろう?と、私はずっと考えていた。母を見送った日から私の終活が始まった。




image/暦生活







「きごさい」より引用








👒夏と火葬場の句



咲きのぼる葵の花の夏たのし 鈴木花蓑





かなしさよ夏病みこもる髪ながし 石橋秀野





ずんずんと夏を流すや最上川 正岡子規





火葬場のけむりに靡き泡立草 鷹羽狩行





火葬場の灰におきけり夜の露 正岡子規