部屋の掃除が終わる。

段ボール一箱分の指導案は捨てずにまた箱に戻した。


思い出は頭の中に、一定期間しか保存されない。

保存したつもりが勝手に記憶の外に消えている時があるから、物として保存されるほうが安全だ。


物も取っておくといつか邪魔になる。保存期間を過ぎた大切だったものたちは、こういう年末に処分する。


昨日は久々に家で、読書をした。

半年ぶりか、1年ぶりくらいか。ちゃんと本を読めたのは。忙しすぎて本を読む時間と余裕がなかった。



同年代は家庭や子どものことで頭がいっぱいな人ばかりだけど、私はずっと生きることが何かとか、死んだらどうなるとか、老後でも考えれそうなことばかり考えてきた。周りに若くて逝去される人がいたから、死の地点から生を観察する方法を自然と取ってきた。だからなのか、同年代から年下の人とはあまり話が合わないことが多い。誤解を恐れず言えば、若い人たちの行動やその動機に浅はかなものを感じてもきた。


若さとは衝動性のことかもしれない。

あれがしたい、これになりたい、は性欲が元にあって、恋愛も性的欲求を良く言った言葉に過ぎない。

人からどう見られ、受け入れてもらえるかを、練習する。

それが人間。

波に乗れないのではなく、乗りたい波じゃなかったから乗らなかった。全て自分で選択してきている。そして今ある現実は望んだものではなくても、選んできたものだ。


今日は電車で都会の方に向かう。

B型で働いていた時の同僚に会う。

皆事情があってオリジナルストーリーの中で生きてきた人だから、話をしているだけで感化される。自分で考えて生きる人は、舗装された道から落っこちて、一定期間もがいて、そこから脱出する経験を経ている人が多い。