今朝見た夢のこと。

 

薄暗く濃紺の空の下、時速50キロ以上は出ているかのような高速フェリーに乗っていました。

船が向かう先は海面が迫り上がっていて、まるで山に登っているかのように船はぐんぐんと水面を飛ばして進んでいきます。

海面を見ると、見たこともない大型のイルカのような動物の群れが、同じ方向に一緒に泳いでいました。

濃い漆黒の海面をフェリーの甲板から眺めていると、船のエンジンの振動とその海の深さに不意に恐れを感じ、思わず目を閉じました。


するとまた違う景色が現れました。

 

そこは陸地で、静かな海が少し遠くに見える、どこかの港町のような場所でした。

垣根があって、背伸びすると、先にある海がよりはっきり見えました。

日本の山陽地方のどこかで見られそうな、懐かしい景色でした。

来たことがない、初めて見る景色なのに、どことなく知っている空気を感じました。


しばらく海を眺めていて「これは夢だ」と分かりだしたのか、足元のコンクリートで横になって、また私は目を閉じました。



目が覚めた後。

何かに引っ張られるような船の上の景色と、港町のあの静けさの対比は、いったい何だったんだろうと考えました。

 

少し逡巡していると、実際にどちらも私が求めているものにも思えました。

強い動力に流されていくことと、深い静けさを求めていること。

現実で流されるままに動き回っていく自分と、非現実の中に自ら埋没していく自分。


広い平原でただ空を眺めている時間も時には必要ですが、それは少し前のことで、今はそのフェーズの先にいるようにも思いました。

 

出会う人や起こったことに対して解釈しない練習をしています。

先入観を一度意識から省いて、過去に自分が考えてきたことも除外して、今起こっていることだけに集中しようと最近取り組んでいます。

 

流れに逆らわず、その状況に対処していくことだけを考えています。

眼の前に起きることにできる限り慈悲の観念を用いて対処できるように、小さく努力しながら生活しています。