まだ完成していない食べるだけの一泊二日の台北旅行記。
もう直ぐひと月経とうとしてるので、ちゃっちゃと終わりたい。
さて、鰻屋さんの近くに4年前に行って気に入った大稲埕のカフェのブランチが有るのを見つけたのでホテルのチェックアウトまでに行って豆だけでも買って帰りたいと思た。
10年ほど前、台湾行きの飛行機で隣の人が雲林古坑と言う所でコーヒー豆を栽培している話をしてくれたのがきっかけで興味を持った台湾コーヒー。
日本統治時代には栽培されていたが、コーヒーの
苗は継承されなかったので衰退。それから70年経って
その後大型地震で荒れてしまった農地に村おこしの一環でコーヒー栽培が再び始まったそうだ。
ちょっと何処か忘れてしまったけど、有名なコーヒーの産地と緯度が同じところに有るらしい。
そのストーリーに興味が沸き、食い気味に、それ、何処で手に入るのでしょう?と、聞いてみた。
答えは残念ながら、収穫が今のところそんなに多くないので、国内のみの流通で。地元ですね。
なら台北では?と、(あくまでその当時)聞くと一軒の喫茶店で扱っていると言われたので、行きました.そのお店。するとなんとも美味しいのです。
その天母に有る喫茶店に買いに行くのが、その後の
台北旅行のルーチンになってしまった。
まだ台湾産のコーヒーを他の国で見た事が無いから少々不便でも、このお店に通った。
お店も手作りケーキもお店で焙煎したコーヒーも販売、そして日本の喫茶店っぽくて、お客さんもひっきりなしに入ってくる。お店の人もアルバイトのてんいいい
しかし、数年後古坑コーヒーは空港でお土産として売られ始めたのだ。
(ここで、ちょっと疑問を持った。そんなに生産が増えたのかな?)
久しぶりに4年前に行った前回の台北はいつもと違う大稻埕エリアに宿泊。
このホテル、朝ご飯も付いて無いが、フロント兼カフェカウンターに人がいる限りコーヒーをかっこいいアンティークのエスプレッソマシーンで入れてもらえる。しかし、ご近所にクラッシックな作りの
珈琲店が有り、ハンドドリップで入れて貰える森高砂珈琲店と言うお店を見つけた。
良い!私はこのハンドドリップこそ、豆の良し悪しが分かると思っていて。
コーヒーカップの横に小さい試験管のようなものにコーヒーを入れ氷で冷ましたものが横に一緒にサーブされ、温度での味の違いを見て下さいと、こだわって居てテンションが上がった。
なんとそこでは古坑だけではなくいろんな地方で生産された国産のコーヒー豆が並んでいたのだ!
古坑産の物はもちろん。高雄、九份,南投,阿里山などで出来たコーヒー。
短い滞在の時に天母まで行かなくて良いのはありがたく、こんな近場で古坑の豆が買えると言うのが嬉しい偶然だった。
今回はよりホテルに近いブランチに行けば豆が買える。
森高砂珈琲店ありがとう。
(森高砂によると古坑産は栽培が軌道にのり、大量に収穫出来るようになり、めでたく国産コーヒーの産地として名を馳せるまでになったそうだ。それにより悲しいかな商品化された古坑の名を使ったものには、他の国の豆が混じったまがいものも多く出回るようになってしまったらしい。でもここのは100%古坑の物だそうです。)
森高砂珈琲館で買ったコーヒー豆
永康街で買ったコーヒー豆も台湾の阿里山の物
また台湾に来れてそして台湾のコーヒーを飲める幸せ。
ダサい。けど、昔買った台湾カップ。で飲んでみようか。