さとうすさんが私のブログを読んでいないと知って、少し安心している。
そして、皆さまには今のうちにこっそり、さとうすさんとの顛末をご報告しておこうと思っております…(小声)
さとうすさんに初めて会ったのは昨年の5月。とても素敵なメッセージをいただいたことが会うことを決めた理由だった。
しかし、二度目に会ったとき、さとうすさんは軽い調子で言った。
色々な人と会っているけど、🍋さんは現在6位です。
6位ぃー!?![]()
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私はどんなときもチヤホヤされてしかるべき婚外所属なのに…。面と向かって自分に割り当てられた数字を聞くことに、何とも言えない違和感を感じた。良いのか悪いのか、そもそも順位とは何なのか。とにかくチャートの上位には、さとうすさんのブログに登場する美しい方たちが勢揃いしていた。
さとうすさんの好みは分かりやすかった。
会った初日にキスされたとか、別れ際に耳にキスされたとか、さとうすさんが選んだエッチなキャミソールで〜…とか。そんな話を聞かされた私は言った。
私には、そういうのは無理かも。。
さとうすさんは、私を一瞥して言った。
そうでしょうね。ま、無理しなくても、🍋さんには色気以外の魅力がありますから。
…!?
さとうすさんは面白い。超失礼で、でも面白い。
目の前にいる相手をどう扱うかで、その人の価値観や恐れ、願望が見える。私はさとうすさんの言葉の裏に隠れたものを探した。
さとうすさんにとって私は「人」ではなく「役」なのではないか、という思いは常にあった。手に入るなら持ち上げられ、手に入らないなら軽い存在になる。本当の私は取り柄のない普通の人間だ。私は、自分が特別なわけではない、と突きつけられる日が怖くなった。
フェイラーに行った日、焼肉を食べながら、さとうすさん家の陳さんの話を聞いたときに気がついた。ああやっぱり、私とプラトニックに仲良くしてくれているけど、さとうすさんはどこかで無理をしている。
私が最後に送った言葉は、ここには書けないほど鋭いものだった。さとうすさんのことを失礼だなんて、もう一生言えない。だけど、さとうすさんなら、私の言葉の裏に潜んだ感情を見抜くだろうとも思った。
それでも、暴言めいた言葉を投げつけたことは深くお詫びしたい。
婚外で過ごす時間は、日常の延長線では味わえない驚きと刺激に満ちている。
さとうすさんはこれまで婚外で出会った誰よりも、私に非日常を見せてくれた人だった。いつだって話は尽きず、連れて行ってもらった場所や景色は、宝物のような思い出として心に残っている。
そうだなぁ。たぶん「役」なんかじゃなかった。
私たちの間に流れる時間は、無理に演出されたものではなく、人として向き合うなかで自然に生まれた小さな奇跡の連続だった。
本当は、心の中にあるのは感謝の気持ちばかり。
一緒にいる時間を楽しんでいたのは、さとうすさんより、きっと私の方だったんだと思う。

