先週木曜日
国立新美術館の
「マティス 自由なフォルム」へ。
去年、東京都美術館のマティス展に行ったし
今回は行かないつもりだったけど、
週末に行った長男が強くおすすめしてくるので
行ってみました。
ニース市マティス美術館の所蔵品を中心に
切り紙絵、絵画、彫刻、版画、テキスタイル、舞台衣装など、160点ほどが展示されています。
前半は撮影不可だったのですが、
一番印象に残ったのは
「小さなピアニスト、青い服」
↑長男が買ってきたポストカードを撮影しました。
背景の赤いカーテン?でいいのかな。
これの実物が展示されていました。
「赤いムシャラビエ(アラブ風格子出窓)」
透かし模様と刺繍が施された布。
褪せた赤色も素敵でした。
そして、このカーテンがかかっているマティスのアトリエの写真も展示されていました。
透かし模様から日差しが差し込んでいて、
とてもきれいでした。
絵に描かれている物が目の前にあること、
マティスのアトリエで使われている写真が見られることに感動。
同じように、肘掛け椅子や火鉢が描かれた絵と、実物の肘掛け椅子や火鉢も。
マティスのパレットも展示されていました。
後半は撮影OK
亡くなる前年に完成した、切り紙絵の大作
「花と果実」
4.1m×8.7m 大きい!
この展覧会を機に修復され、初公開。
1つ1つのモチーフはいったんアトリエの壁にピン留めされていたそうで、よく見るとあちこちにピンの穴が確認できます。
左上は「ブルーヌード」
青い紙の重なりの濃淡が素敵でした。
右上の木(プラタナス)がなぜかとても気になる。
1951年、現在の東京国立博物館で、
日本初のマティス展が開催されました。
マティス存命中の日本での展覧会はこの時だけ。
門外不出とされていた油絵13点を含む100作品以上が公開され、大阪市立美術館と大原美術館を巡回しました。
主催者の1つであった読売新聞社に寄贈した
3点の「顔」
マティスの切り紙絵が表紙になった
別冊文藝春秋。
最後はロザリオ礼拝堂
自らの集大成として取り組んだ
南仏ヴァンスの礼拝堂
内部装飾だけでなく、祭壇や燭台、磔刑像などの典礼用調度品、さらに司祭服も手がけました。
カラフルな司祭服
ステンドグラスから差し込む光。
時刻によって移り変わる光を
1日の時間を圧縮した映像で再現。
いつまでも居たい空間でした。
行って良かった!
この後もうひとつ行きたい所があります。