Leleoご提供デカフェ・シリーズ。
今回は「やなか珈琲」の「サントス デ カフェ ブラジル」です。
ブラジル産のコーヒーにはよく「サントス」とありますが、これは港の名前です。
この港から出荷される物が「ブラジル サントス」なので、同じ名前でもどこで作られたかは記載されていないことがほとんど。
とっても大きいブラジル。
地域や農園で酸味やコクが大きく違うので、この名前だけで選ぶのはとっても難しいです。
そんなわけでグァテマラフレンチよりもちょっと茶色い感じ。
でも標準的なミディアムより焙煎強めなので、オイルが染み出して艶がある豆になっています。
滴下式で抽出すると、とてもスッキリとした酸味のおさえられたコーヒーになります。
焙煎された苦味が、ちょっと麦茶っぽく感じなくもないですが、それもまた日本の夏にはぴったりかもしれませんね。
ちなみに、やなか珈琲の説明には「液体二酸化炭素による超臨界抽出」とありますが、コーヒーからカフェインを抜くにはいくつかの方法があります。
一つは薬品を使う方法ですが、これは日本では法令で入荷されていません。
薬品の残留も気になりますし、味にも影響があると思います。
海外で飲むときは気をつけましょう。
そして以前からよく使われているのが、水に浸けてカフェインを抜く方法。
これは美味しい成分まで抜けてしまうので、かつては正直まずかった……。
最近は成分をコーヒーに戻す方法が出来て、味も良くなりました。
そして、2017年頃から日本でもはじまったのが「超臨界抽出」です。
スゴい名前……。
加圧して超臨界状態になったコーヒー豆に、二酸化炭素を通してカフェインを抜くという方法とのことで、安全に美味しさを保つことができるそうですね。
カフェインの残留率は0.1%以下。
妊婦さんでも安心して飲んでいただけますよ。


