生涯の友 | 気まぐれデトックス

気まぐれデトックス

基本、デトックス目的のブログです。
アメンバーの承認は、直接の知人、もしくは高橋大輔選手ONLYファンとわかるプロフィール設定をしておられる方のみとさせていただきます。

大輔さんは、デニス・テン君の命日を、彼の故郷・カザフスタンのアルマトイで迎えた。

 

 

相変わらず、ご本人はひと言も発表せず、静かに友を悼むその表情は、DenisTenFoundationのインスタストーリーで公にされた

「氷艶2019」が終わってから、ステファンと共に弔問するのでは、という私の予想は思いっきり外れたわけだけれども、そういう律儀さもまた、大輔さんらしい。

「真の親友には招待状も電話も必要ない」

大輔さんの弔問をそうやって慎み深い喜びで受け容れてくれたDenisTenShowのインスタグラムでは、二人のD.T.によるステップ対決の映像が、カッコよく輝かしく、二人の友情を伝えてくれている。

 

テン君。

大輔さん。

詮ない繰り言と笑ってください。

 

こんな形ではなく、

テン君が「氷艶」の一員として出演し、

大輔さんがDenisTen&Friendsに招待され、

競技会では旧交を温めつつ、競い合い、笑い合い、

フィギュアスケートの「これから」について、熱く語り合ってほしかった。

 

いや、誰よりも、大輔さんが、テン君が、テン君を愛する人々が、痛切にそう願っているだろうのに。

ごめんなさい。

一介のファンのくせしてね。。。

 

 

昨日、京都で、何十人もの若い豊かな才能に溢れた人々が、一瞬のうちに惨たらしく殺された。

何十人ものクリエイター達が、心身に深い痛手を被り、

社員約150人の決して大きくはない会社が、その心臓部であり宝であるクリエイターのほとんどを奪われた。

美しい貴重な作品達のデータや資料も、燃やし尽くされた。

 

ほんの二箇月前に、幼い命が無差別に狙われる陰惨な事件があったばかりだのに。

 

 

昨日の午前中、速報を目にして、続々と入る情報に胸ふさがり、泣いてばかりいる。

ああ、明日は静かにテン君を偲んですごそう、と思っていたのに。。。

 

そして、大輔さんの深い静かな表情に、ほんの少し救われたのだ。

 

おそらく、命日のこの日を、テン君を愛する人びとと共に過ごし、

とんぼ返りで帰国するのだろう。

どうか、道中お気をつけて、無事に帰国してください。

 

きっと、貴方と共に、テン君も新横浜に向かうのだろう。

あんなに愛し合い信頼し合っていた、大輔さんとステファンの晴れ舞台を観る為に。

フィギュアスケートを愛し、美しいもの、新しいもの、珍しいものへの好奇心を活き活きと輝かせていた、カザフの英雄。

どうぞ、あの人なつっこい笑顔で見守っていてくださいね。

 

 

アーカイブ神戸チャリティリンク用バナー