「氷艶」初演から二周年記念・衣裳から読み解く「氷艶2019」(7)~朱雀帝・その2~ | 気まぐれデトックス

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随分間が空いてしまいましたが、もう七月!さすがのノンビリ屋の私でも、お尻に火がついてます💦

やーーーん💦💦読み解く前に始まっちゃうよおおおΣ(゚∀゚ノ)ノキャー

※一部貼った筈の写真が貼れてないことに気づいたため、書き換えました。なぜだー???

 

去年の七月は、本当にジェットコースターのように、欣喜雀躍の驚きから、そんなことがあっていいわけがない!という悲痛な叫びへと、振れ幅の大きすぎるひと月でした。

デニス・テン君のことは、絶対に忘れない。忘れられるはずがない。

今日、涙なしには読めないひとつの記事が、私のTL上を駆け抜けました。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65651?page=5

 

彼と直接に親交のあった人々本人からの直接のメッセージに基づいた、誠実な記事。

出所の知れない「関係者」なるものからの伝聞や憶測に基づくものではない、きちんとした記事を、この月に上げてくださったことに感謝します。

 

デニス・テン君の命日の翌日7月20日、彼を偲ぶアイスショーがカザフスタンで開催されるます。

大輔さんは、7月26日から始まる「氷艶2019-月光かりの如く-」の主演。当然ながら、参加はできません。

その代わり、七月にアルマトイを訪れる予定だと、アイスショー「デニス・テン&フレンズ」の公式インスタグラムが発表してくれました。

交通事情含め、必ずしも予定どおりには物事が進むわけではない海外。

おそらくは、氷艶の公演がめでたく千穐楽を迎えてから飛ぶのでしょうね。

ひょっとすると、同じような立場で、おそらく「デニス・テン&フレンズ」に参加は叶わないであろうステファン・ランビエールと、一緒にデニスに会いにいくのではないかな?と、勝手に想像をふくらませています。

 

「生涯の友」と、短い哀悼の言葉に痛切な喪失をこめた大輔さんと、

「You were an artist」に始まる詩のような慟哭をインスタグラムに綴ったステファン。

心から敬愛し合っていた年下の友を突然に奪われた二人が、共に静かに哀しみ悼むひと時を持てたなら。

 

 

・・・なんだか、しんみりしてしまって、気分がノらないんですけど、そんなこと言っていたら、いつまでも終わらないんで、続きを書きます。

 


朱雀帝のお衣裳で、もうひとつ気になるのが、後ろ襟の形。
二重の立ち襟↓になっています。


 

 

この襟の形って、あまり和服っぽくありません。

ちょっとヨーロッパ貴族風でもあり、中国の武将のようでもあり。



少し似た感じの立ち襟のお衣裳なのが、実は織田信成君演じるところの陰陽師。

こちらは三重の立ち襟↓です。

 

二重の立ち襟の黒衣、というと、バレエ好きとしては『白鳥の湖』の悪魔ロットバルトを連想します。

(ヌレエフ版のロットの写真を貼ろうとしたけど、なぜか貼れなかったー💦Amebaの仕様わからんっ💦💦)

 

織田君演じる陰陽師は、この公式写真のビジュアルで仮面を手にしているとおり、アルルカンの面影を備えています。

内衣の三重襷は、アルルカンの衣裳の菱型チェック↓を踏まえているのでしょうね。細かい柄までじっくり観察してみたいものです。

同じ「道化師」でも、哀しみをベースにしたクラウンとは違い、時に残酷な悪ふざけをも内包するアルルカン。

紫を施された唇の化粧なんか、ちょっと凄みのある艶っぽさで、織田君の新しい一面を見せてくれそうですね♪

とはいえ、この陰陽師、光源氏の母・桐壺の更衣を呪殺するとの設定ですんで、魔力=呪力を持つ悪役であることは間違いないですね。

 

で、話は戻って、実は、朱雀帝にも、ある種の魔力=呪力が備わっているんじゃないか?と、この立ち襟と黒ベースの衣裳から、私は予想しています。

 

なんとなく、「氷艶2019-月光かりの如く-」での朱雀帝には、その「中の人」がみんな大好き♡ステファン・ランビエールであるばっかりに、「実はいい人」「なんだかんだいって最後には源氏の味方」というイメージが先行しておるように感じるのですが、そう思わせておいて実は、、、というのも、アリかな、と。

なにせ、私の中では、後半、光源氏は抜き身を片手に都に攻め上がることになっているものでねー♪(知らんけど)


こうしてつらつらと考えると、「氷艶」の朱雀帝って、相当に複雑というか奇っ怪なおヒトです。

太陽の帝、火の鳥の情熱、正統の皇子。

でありながら、そのお衣裳は、

光源氏の方があたかも「上」であるかの装いをし、密やかに女性の要素と黒い魔術の要素をも含む。

 

 

一部ネット上の声で、光源氏の衣裳が、朱雀帝や弘徽殿女御や頭中将に比べて地味で目立たないのでは?との意見がありましたが、確かに、朱雀帝の装いに籠められた数々の仕掛けは、主人公光源氏にも勝るとも劣らず。

女ゴコロを直撃しそうな「オスカル様☆」設定の松浦と、妖美にして複雑な内面をにじませる朱雀帝。

ウン、なかなかの強敵であります。

 

とはいえ。

 

大輔さんは、追い詰められれば追い詰められるほど「本気スイッチ」が入る人なので。

周りが凄くて「オレ、ヤバくね?」と思うほどに燃え上がる、負けず嫌いさんなアスリート=アーティストなので。

そして、LOTFでは「体操のお兄さん」まんまっちゅーか、「地味」云々すら通り越した、「体操着」としか言いようのないお衣裳でも、こ~んな↓とんでもないオーラ🌹と悪の華✨をビッシバシに撒き散らしていらしたので。

アタクシ、全く心配しておりません。

「さ、魅せてもらおうじゃないの」

と、余裕綽々、腰が抜けるほどに悩殺される気満々でおります^.^

ああ、楽しみ♡♡♡

(続きます)

 

 

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