Fri"end" | leitcode

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永久に永遠を想い、永続となる


もう戻れないとして どれほど惜しい人が居るだろう?
出会う前から失うこともなく考えたって意味が無いよと
笑われたって取るに足らぬ言い訳のような言葉で
さよならも言わず去っていった人を僕は知っている


いつか会える日を想って「またね」を交わした彼奴と
記憶にさえ居ない誰かじゃ気持ちが違い過ぎるけど
今はもう好きな表情も声も浮かばなくなって
...結局、僕もいつからか言い訳をしていた

ただ居るだけで良かったなら、
しあわせそうにしてるだけで良かった
でも僕が求めているのは、そんなものじゃないんだ
もう誰かとの"思い出"なんて無い物と同じだろう?
だからどんなに嫌いな事だって彼奴が好きと言えば


2度と戻れないのなら どれほど苦しくたって良いだろ?
いつも失ってからああだこうだ考えても綺麗過ぎて
苦しいって情けない泣き言ばかりを並べる
ありがとうも言えず会えなくなった人を僕は想っている

なんて綺麗事を言えるなら良いだろうな


すれ違う人の中にあの日の彼奴が居たとしても
肩をぶつければ睨み合って何も無いまま終わるんだ
分かり合いたい訳じゃないけど寂しくも思って
いっそ出会わない方がマシだったのかもな

何を以って惹かれたのか、
浮かぶモノは大したことじゃなかった
だからどうでもいい筈のピースも確かめ合った
"無意識が探していた"なんて照れ隠ししてたんじゃ
本当に伝えたい事も何気ない会話も消えてしまう


これからの出会いを全て犠牲にしたとして
今隣に居る人とこの先幾年居られるのだろう?
日々の記憶に消化されていくだけなら誰でも良い筈で
ありがとうもさようならも無くたって良かったのかな


この時をどう過ごしていたとしても
いつかのように歯車が噛み合う事はない
それを別れというなら出会いには
何の意味があるというのだろう
一時が何かの糧になるなんて嘯いても
最期に想い残るのは愛しい人だけで
恨みも親しみも役には立たなかった

誰かの記憶に留まりたいのか
誰かの一番になりたいのか
1人で居ることへの罪悪感なのか
いずれにせよ言い訳にしか聞こえない
答えが分からないなりに弾き出した
最もらしい選択はどれも哀しいものだった


もう戻れないとして どれほど惜しい人が居ただろう?
出会いが考えさせるのはこれから失う人の事だった
どんな眼をされても最期の言葉だけを焼き付けて
来ることのない再開の日に僕は語りかけている


ありがとうはさよならに
さよならはありがとうに
形を変えて消えるものだ