はろはろ。みなさん、こんにちは。猫天使修行中、黒猫ようたろうです。ようたろう

今日は前回の9.11テロ事件 トリビュートの第2弾としまして、星影さんが、ワールドトレードセンターで働いていた日本人の方であの日、無事怪我もなく逃れる事ができた方から聞いたお話をみなさんにもご紹介したいと思います。

その方は星影さんの知り合い、という訳ではなく、テロ事件の前に一度、そしてテロ事件の後、数週間後に一度の合計二度しかお会いしたことのない方で、申し訳ないのですが、今となってはお顔もお名前も思い出せません。。。。と、いうことで今日はその方のことをAさんと呼ばせていただくことにします。

前回、あのテロ事件があった頃、星影さんは美容専門学校に通ってた、って言ったと思いますが、その間数ヶ月、NJにあった日本の居酒屋さんでバイトさせてもらってたんです。その居酒屋さん、っていうのが向こうの日本食レストランにしてはちょっと珍しく、アメリカ人向けのメニューをほとんど置いていなくて、日本の地酒とかも沢山そろえてるところだったので、日本人の駐在さん達が好んでよくいらしてたんです。で、その中には常連さんもけっこうおられまして、その中に、Bさん、っていうとても感じのいい方がいらっしゃったんです。そして、Aさんは、そのよくいらしてたBさんという方の部下だったんですね。

Bさん、というのは、けっこうご年配の方で、大きな保険会社のえらいさんだったのですが、またまた失礼ながら、星影さんたら彼のお顔は思い出せるんですけど、お名前の方、すっかり忘れてしまってます。 星影さんがアメリカにいる間に確かもう日本に帰られたという話は聞きましたが、当時彼はニュージャージーのオフィスで働いていて、Aさんは、もう一つのワールドトレードセンター内にあるニューヨークオフィスで働いていた、って訳です。

その居酒屋さん、っていうのはそんなに大きくもなかったので、暇な時はウェイターやウェイトレスが常連さんとお話しするのも仕事、みたいなところがありまして、星影さんもまぁ、できるだけがんばってお話しするように努めてたわけですが、そのBさんって方は常連さんの中でも、星影さん、一番のお気に入りの方でした。なんとも感じが良い方だったんです。全然えらそうにしないし、お酒の飲み方も気持ちよく、品があって、忙しい時などお店の方にも気を使ってくださるような礼儀正しい方でした。おまけにその方魚釣りが好きということだったので、子どもの頃よ父親に釣りに連れて行ってもらったり父親と一緒に海に潜って魚をモリで突いて取ったりしてた星影さんは、何かといろいろ自然とお話しできたんです。

そして、ある時、Bさんが彼の部下のAさんという方と一緒にいらしたんですね。AさんとBさんは年齢はたぶん10以上は軽く違ってたと思いますが、すごくお互いを認め合ったいい上司と部下の関係、って感じで、その時も二人でわかさぎ釣りに行った時の話を星影さん達にしてくださって盛り上がってました。 まるでシンクロナイドスイミングしてるみたいに、二人が竿のしなり具合とかを同時に同じ格好をして説明したりするもんで、それがおかしくて星影さんゲラゲラ笑った覚えがあります。

。。。と、まぁ、前置きが随分長くなりましたが、そういう楽しい思い出があったので、テロ事件が起きた時、「あれ。。。Aさんって確かワールドトレードセンターで働いてたよな。。。」と当然思ったんですね。
。。。そして、テロ事件の後、Bさんからはみんな大丈夫だった、ということは聞いてたんですが、数週間した頃、BさんがAさんを連れてまた飲みにこられた訳です。
で、僕が今回みなさんにしようとしてるお話はその時、星影さんがAさんから聞いたものです。

その時はAさんのお顔、星影さんも覚えてましたので、一応、やっぱり最初に「ご無事で良かったです。大丈夫でしたか?」とは言ったんですが、Aさんは、もうたぶんそういう質問されまくってたんでしょうね。何でもなかったかのように、「いや、いや、いや、僕らは全然大丈夫、ビルが崩れた時は、もうHoboken(ニューヨークのダウンタウンからハドソン川をはさんで真向かいのニュージャージーの町)行きのフェリーの上やったから。」ってさらっと言いましたが、あまりそれ以上深く話したくないような印象を受けました。Bさんも、やはりその瞬間は、いつになく真剣な面持ちになって、小さな声で「ホントに心配したんだよ。。。」ってぼそっとおっしゃって、その言葉を聞いたAさんの顔がまたその時の大変さを物語るような顔に一瞬ですがなったので、星影さんももちろんそれ以上は何も聞きませんでした。

で、その後はまた普通に楽しく笑いながら飲んだり食べたりしてらしたんですが、お酒も入って気もやわらいできたのか、また少しテロ事件の話になりまして、飛行機が突っ込んだ階と生存者の数について確か話してたと思います。 そして、Aさんが同僚から聞いたという、飛行機が突っ込んだ階よりも高い階で働いていた人で助かった、というアメリカ人の話をしてくださったんです。

その話は何とも奇跡的で、“運命”っていう言葉を使いたくなるようなお話でした。

もう13年も前のお話ですから、星影さんの曖昧な記憶の中でどうだったかな。。。という部分もあったりしたのですが、また今、その時の記録と照らし合わせて考えてみると、つまりこういうことだったと思います。

そのアメリカ人の方が何階で働いていたかは、確かな数字は覚えてません。 でも、その方、サウスタワーのかなり高いところでたぶん働かれてたんですね。
8:46amに、まず、第一機目の飛行機がノースタワーへ激突しました。そして、そのアメリカ人の方はといいますと、彼のオフィスの窓から、飛行機がこちらをめがけて飛んできたのが見えたらしいのです。そして、彼は、もうその瞬間、
“God! Help me!”(神よ、我を助けたまえ!)
と叫び、机の上に置いてあった聖書だけをガシッと掴むと、一目散でオフィスを駆け出しました。そして、まず、もちろん行ったのはエレベーターです。でも、もうすでに使われていて、なかなか上がってくる様子はありません。
ダメだ!と思った彼はビルの100階ぐらいから、階段で降り始めました。しばらくすると、逃げているほかの人たちにももちろん遭遇します。そして、その中の人に、「上だ! 屋上に助けが来るから登れ!」って言われたんです。
その時点では、まだ上に上ったほうが地上に行くより近いですから、そう思った人がいたのも無理はなく、実際屋上に上って、助けを待った人も多かったと聞いています。
でも、そのアメリカ人の彼は、それを聞いてとっさに思いました。
「上へ行くなんて、そんなバカなことがあるか!」

彼は、そのままその助言を無視して、ひたすら階段を下りていきました。

そして、9:03am。案の定、サウスタワーにも、飛行機が突っ込みます。

そのアメリカ人の彼はノースタワーに飛行機が飛んでくるのを見て、聖書だけ持ってオフィスを飛び出て、他からの助言を無視して下へ降りていくことを迷わず選んだので、飛行機がサウスタワーに突っ込んできた時、突っ込んだ階より下の階まで降りてきていたんです。

しかしそれから徐々に階段の方にも煙が広がってきて、電気も消え、アメリカ人の彼は、真っ暗な中、ひたすら階段を降りました。そして、ようやく30分ぐらいかけて地上に着いたんです。
「何とか地上に着きました。ありがとうございます、ありがとうございます。」
と思った彼は、今度はとにかく、遠くに逃げなければ!と駆け出します。

それからまた、逃げて逃げて、もうこの辺まで来れば大丈夫だろう。。。っというくらいのところまで来たんですね。そしたら、そのすぐ近くに教会があったらしいんです。その彼は、最初から「God! Help me!!!」と言って聖書だけを手にとって逃げてきた訳ですから、「とにかく命が助かった事に対してお礼を言おう」と、教会に入りました。そして、
「助けてくださり、本当にありがとうございました、ありがとうございました。」
ってお祈りしたらしいんです。
。。。そして、またそこで何が起こったかと言いますと。。。
彼が教会の中でそのお祈りをしている間に。。。。そうです。。。
9:58am...彼が働いていたサウスタワーが崩壊したんです。

もし彼がそのままストリートを歩いていたら、またまた命を落としていたかもしれません。
彼はその時、教会に入って神様にお礼を言う事を選んだために、またもや難を逃れ、全く無傷のままで済んだ。。。という、とにかく、めでたし、めでたし。。。。というお話でした。

そして、このお話は最後にAさんの

「そのアメリカ人、絶対死ぬまでキリスト教やめんやろうね。」

っていう言葉に、みんなで笑って終わったんですけどね。。。
このお話、Aさんが直接誰かから聞いた話だそうなので、たぶんホントのお話だと思います。

。。。でも、なんとなくわかりますよね。
この助かった彼は、キリスト教うんぬん、と言うより、『運命』と言いますか、助かるべくして助かったって感じがしますよね。迷い無く素早く行動し、いざと言う時はやはり他人の助言より自分の直感に従い、そしてどんな時も感謝の気持ちを忘れない。。。人生のいろんな大切な場面でこういう姿勢を持つ事は、やっぱりよい結果につながっていくのでは。。。という気がします。

2008年に星影さんがテロ事件後初めてグラウンドゼロを訪れるのとほぼ同じ時期に、あるアメリカ人の女性とネットを通じてお話しする機会があったのですが、その方は、テロ事件の時、もっと危機一髪の思いをされた方で、その方のお話は想像を絶するものがありました。ビルへ上るのをやめる、という決断をした直後に飛行機がビルに激突し、お友達は目の前で落ちてきた瓦礫で頭を割られて亡くなり、その方は靴が脱げて裸足になってしまっていたところを、亡くなった方の靴をもらいそれをはいて走って逃げたんだそうです。その方はその後、仕事をやめ、自分の荷物を全部友達に預けて、世界中を旅行し、その後、本を出版しました。そのテロ事件にあったことで、自分がいかにそれまで仕事の成功にかかわらず幸せに感じていなかったかを悟り、心にしたがって生きる事がいかに大切かということを伝える本を書いたのです。素晴らしいですよね。

最近星影さんが読んだ本の中で、僕がとびきり気に入ってしまった本があるんですけど、その中で、素敵なこと書いてました。
『アルプスの少女 ハイジ』っていう本なんですが、ペーターが、ハイジを独り占めしているクララに嫉妬して、クララの車椅子を壊してしまうんですけど、それに気づいたクララのおばあさんはペーターにこんなふうに言って聞かせるんです。

“あなたが車椅子を壊したおかげで、クララは歩こう!ってがんばって歩けるようになりました。 悪い事を誰かがしても、神様はそれを良い事にも変えてくださるのです。悪い事をすると悪い事をした人だけがくるしむのですよ。”

ホントにそうですよね。
『アルプスの少女 ハイジ』のお話も、キリスト教の教えなんですけど、やっぱりこれらの教えは万国共通な部分もいっぱいあると思います。元は同じところから来てますもんね。

僕の今回のお話が911テロ事件の被害者の方々への追悼の念を表すことができたかどうかはわかりませんが、今回のお話が少しでも、みなさんの中にある、『生きている事の喜び』 『生かされている事への感謝の気持ち』などにつながってくれると僕はとってもうれしいです。

またまた少し長くなってしまいましたが、最後はこの写真でしめくくりたいと思います。

こちら、グラウンドゼロから1ブロックのところ、確か、Broadwayの側に立っている教会です。
星影さんがグラウンドゼロを訪れた時、この教会を見て、Aさんのお話、思い出したんですよね。 もしかしたら、奇跡的に助かったあのアメリカ人の彼、ここで助かった事への感謝のお祈りしたのかも。。。なんて思ってパシャっと写してしまいました。。。。
でも、案外ホントにそうかもしれないよな~。。。って思ってる僕です。

それではまたこの後はあとちょっと残ってるニューヨーク犬散歩つづけますね。

お楽しみに!

あ~それにしてもハイジはかわいい(って関係ないけど。。。)

それではまたね。

ようたろうようたろう
はろはろ。みなさん、こんにちは。猫天使修行中、黒猫ようたろうです。

今日は9月11日ですね。
今から13年前、ニューヨークでは大変なことが起きました。 みなさんもご存知、911ワールドトレードセンターテロ事件です。この写真は日付を見ていただけるとわかると思いますが、星影さんが向こうに行ってまだ数年の頃、お友達が日本から来た時に彼らとワールドトレードセンターの展望室に登りに行った時に撮ったものだと思います。

なんだか9月に入ってブログのエントリーの多い僕ですが、今回は、最近ニューヨーク犬散歩の写真をみなさんにご紹介していることもあり、一度きちんと911のトリビュートをしたいな。。。と思いました。

。。。と、言うのもですね。実は星影さん、あの犬散歩の写真を撮ってマンハッタンをぐるっと回ってた時、911のテロ事件後。。。7年ぐらいたって初めてワールドトレードセンター跡、グラウンドゼロを訪れてみたのです。 

はっきり言って、グラウンドゼロは、行こうと思えば星影さんの住んでいたNJからも、多く見積もっても1時間半もあれば行けてしまえる距離だったのですが、何年もの間避けてたんですね。遠い知り合いの日本人の中には、事件が起こった直後、あえて自転車で近づけるところまで行ってみた、という人もいたようですが、星影さんは全くそんな気にはなれませんでした。行ってみた方みなさんが口をそろえて言う言葉は、「まるで映画で見る戦場跡のようだった」ということと、「何ともいえない異臭がした」ということでしたし、いろいろと敏感な星影さんには耐えられそうにない。。。と感じていたのです。

結論からまず申し上げますと、星影さんはとても恵まれていまして、星影さんが直接知っている方、会ったことのある方、そしてその方のお知り合いにおきましても、誰一人あのテロ事件で怪我したり、亡くなったりという方はいませんでした。その中には、ダウンタウン方面で働いていたり、ワールドトレードセンター内にオフィスがあり、当日実際現場にいらっしゃった、という方も含まれてます。これがまた一人でも、知り合いの知り合いが。。。なんてことでもあって、その人が悲しむ様子などを目にしていたりしていましたら。。。ずっとグラウンドゼロには自分から訪れようという気にはなれなかったかもしれません。あれは誰かが誰かを意図的に傷つけようとして起こった悲しい悲しい出来事で、星影さん自身、誰も直接被害には合わなかったというありがたい状態にいたにもかかわらず、あの時感じたショックの大きさは計り知れないものだったと言えると思います。

あの事件が起こった頃、星影さんは、と言いますと、ネイルの資格を取ろうと美容専門学校に通っていました。 ワールドトレードセンターが崩壊した瞬間、彼女はその学校でアメリカ人の生徒さん達と一緒だったのですが、あれほど一瞬のうちにみんなの表情が一変し、周りの空気が凍るように冷たくなったように感じられた事はそれ以前もそしてその後もやはりありません。帰りにNJの高速道路を車で走りながら、マンハッタンのスカイラインが見渡せるところで、マンハッタン島の3分の1以上が、もくもくとした黄土色の煙に包まれているのを目にした時、やはりCGでも見ているようでこれが本当に今現実に起こっていることなのかと信じがたく思われたこと、今でもはっきり覚えています。

いろいろ書き始めると止まらなくなるのですが、今回は、“やっぱり”これも忘れてはいけない歴史上の出来事として、あの時、亡くなられた方々、怪我をした方々、そのご家族、そしてその後も健康上などの問題をかかえている方々を想い、僕なりに非常にささやかではありますが、追悼の念を送らせていただきたいと思います。

こちらはまず、今年末までには完成予定の、1ワールドトレードセンター、2012年4月の様子です。この写真はWikipediaから引用させていただいたのですが、星影さんが日本へ帰ってくる直前の様子で、まだ建設途中で、まだ高さも半分ぐらいだった様子がNJ側から見えてたの覚えてます。


そしてこれからは、2008年に初めてグラウンドゼロを訪れたときのものです。
とりあえず、チャイナタウン方面からBroadwayを下っていき、学生時代時々行っていた、大きなコンピューター屋さんの辺りまでやってきました。こちら、当時NYでも有名なJ&Rっていうコンピューターや電気製品をあつかってたお店なんですけど、こちらのお店も在庫など、テロ事件の影響でかなり被害をうけた、ってことをウェブサイトで言ってたんですね。 星影さんの記憶ではその場所からは、建物の間からかなり大きくワールドトレードセンターのツインタワーが望めてたんですが、5分や10分でワールドトレードセンターへ着くほどは近くも無い、って感じの距離感だったんです。 そこまで行った時、交通整理をしているポリスがいらっしゃったので、星影さん、聞いたんですよ。
「すみません、グラウンドゼロ、ってここからどれくらいですか?」
って聞きますと、
驚いたことに、
「ああ、すぐそこだよ。1ブロック先。」って方向を指差してくださいまして、星影さん、「1ブロック?」って、びっくりしました。

そちらの方向に歩いていくと、教えられた通り、わずか1ブロックで、なんか金網の柵で囲まれた場所が見えてきました。そこがもうすでにグラウンドゼロ、だったんです。
その様子がこちらです。


星影さん側に行って柵のあいだから覗いてみました。その先には、地面がえぐりとられたようなお~っきな穴があいてまして、そこではいろいろと工事が行われていました。
大きな穴の先の方をみてみると、アーチ型の建造物の残骸みたいなものが見えまして、それを見て星影さんの心がズキンと痛みました。 見覚えがあったんです。あのアーチ型の建造物、確かツインタワーの下にあった広場のような場所にあったもので、たしかあの側を大学の屋外授業の時、クラスのみんなと歩いたことがありました。あの時、星影さんたちのすぐ近くを黒人のベビーシッターのおばさんが2歳くらいの金髪の白人の男の子を連れていて、その男の子がそこらじゅうに響き渡るような大声で、「I HATE MY MO-M!! I HATE MY MO--M!!(僕ママきら~い~!!,ママがき~ら~い~!)」って叫んでて、そのたびにベビーシッターのおばさんが「No, you don't. Oh, No, you don't! (いいえ、きらってません!い~いえ!きらってないっ!)」って言ってて、みんなで、笑いをこらえながら歩いてたんですよね。。。そんな楽しい思い出がよみがえってきました。
 そして、その大きな穴を見渡しながら、以前星影さんが大学の編入手続きの間ビザを維持するためにちょっとの間だけ通った事のある、英語学校も探してみました。その学校は、ワールドトレードセンター最寄の地下鉄の駅Chambers Streetから、けっこうすぐのところで、その時星影さんが立っていた場所よりも確実にワールドトレードセンターに近かったはずなんですね。そしてその位置を目で追って探してみて唖然としました。。。。その場所も、大きな穴になっていましたから。。。つまり、学校の建物はすっかりなくなってしまってたんです。。。

それがわかった時、やっぱりなんとも不思議な、そして複雑な気持ちになりました。星影さんはその英語学校で午前の授業も出てましたから、もし数年時間がずれていたら、この大きなテロ事件に、星影さん自身も巻き込まれていたかもしれないのです。つぶれてしまうその建物の中にいたかもしれないんですから。。。

そして、この柵で囲まれたすぐ脇のストリートに、ワールドトレードセンター ビジターセンターというものがあり、そのなかに追悼記念館、Tribute Galleryがもうけられていたので入ってみることにしました。


中の様子です。

こちらは衝撃でゆがんでしまったビルの鉄板。


犠牲者の方々の遺品です。


こちらは負傷者を運びこんでいる様子。


行方不明の家族を探すための掲示板です。
手前のお医者さんなどが写ってる写真の下にはこう書いています。
“医者、看護士、循環器セラピスト、そして必要な装置はそろっていた。しかし、(かれらを必要とする)患者はきわめて少ない。一人の消防士をに目をやった。 彼の表情は、ニューヨーカー達が味わっている苦難をありありと物語っていた。” 
。。。つまり、消防士が目にしていたものすべてが悲惨であり、病院に運び込まれてくる人はほとんどはすでに亡くなっていた。。。ってことです。


旧富士銀行社員など、24名の日本の方も命をおとされました。
日本から送られてきた千羽鶴もかざられ、その意味も紹介されていました。



そして、最後は、こちら。
お亡くなりになった方々の写真が集められ展示されていました。
心よりご冥福をお祈りいたします。

ここに展示されていたものは、すべて新しいWTCができたら移されるということでしたので、現在は、多分、2011年、9月11日にオープンされた、国立9.11記念碑・博物館で見ることができると思います。 

いかがだったでしょうか。。。

ほんと。。。あれからはや13年なんですね。
星影さんがこのグラウンド・ゼロを訪れてからも、早、6年が経ちました。
星影さん達のように直接このテロ事件の影響を受けなかった者にとっても、やっぱり心に深くつきささる大きな出来事として今も残っているわけですが、被害者のご家族の方たちのお気持ちを考えると。。。ただただお祈りを捧げてしまいます。同情とかそんなんではなく。。。でもただ、沢山沢山光が届きますようにと。。。お祈りを捧げてしまいます。

星影さんは、最後にお見せした、亡くなった方々の写真が一面に貼られているところへ入った時、しばらくその前から動けませんでした。泣くでもなく怒るでもなく悲しむでもなく、ただずっと見つめ、沢山沢山深呼吸をしていたのを覚えています。 ただ、星影さんなりに受け止めたいと思いました。 人が人を傷つけるという、悲しい出来事ではあったけれど、いろいろな判断や見解を加え、こうだからこうだ、こうあるべきだ。。。とかそんな簡単な行為はしたくはない。。。と思ってました。 一つの命が消える時、あまりにもはかなくて。。。時に突然やってきて。。。その人がこの世のどこを探してもいないんだ。。。という事実が信じられないと同時に不思議な感じさえしてしまう。。。どこに行ってしまったんだろう。。。なんてね。。。考えただけで全身の力が抜け、心にぽっかりと大きな穴があいた感じになってしまったり。。。でもたぶん、人それぞれの人生がどんな形であっても、その一つ一つの魂ってそれぞれに深い深いメッセージを持っているんじゃないか、って思うんです。 そしてそのメッセージも人それぞれに伝わり方も、伝わる内容も、そして、伝わる速度も違うんじゃないかって思います。そして、実のところ、星影さんが個人的にこの911テロ事件を含む、人の命にかかわるようなこれらの体験からどんなメッセージを受け取るべきなのか。。。ってことはまだよくわかってないんですけどね。。。だから、簡単に判断を下したくはないと思うわけです。 でもだからこそ、きちんと受け止めなければいけないし、忘れないでいたいし、人にも伝えたい。。。

ただ、この亡くなった方々の写真を見ていて何かを感じたか、と聞かれれば。。。沢山の笑顔が写った写真を見てると。。。「彼らは確かにここにいたんだな。。。」って気がしました。 
そういうふうに思えて、星影さんは追悼記念館を後にしました。

このテロ事件で、人生が変わってしまった。。。という方も沢山いらっしゃったと思います。
亡くなった方の中には、ビルが崩れる前、最期に家族にメールを送ってお別れを言ったという何とも心がしめつけられるようなお話もたくさん耳にしましたが、同時にあの朝、どういうわけか寝坊をしてしまって仕事に遅れてしまったから助かった、とか、もしあの時、~していたら自分は今生きていないだろう。。。とかいうような 『生かされている』的な体験をした、というお話も実はたくさん耳にしました。

僕のトリビュート:その2では、あの日、実際あの場所にいて怪我もなく無事助かったという日本人の方から聞いたお話をみなさんにお伝えしたいと思います。

お楽しみに。

最後にもう一度。。。
911テロ事件でお亡くなりになった方々、そしてそのご遺族の方々、今も後遺症、健康被害などで苦しんでいらっしゃる方々に、沢山沢山の光が届き続けますように。。。

それではまたね。

ようたろうようたろう

はろはろ。みなさん、こんにちは。猫天使修行(復活)中、黒猫ようたろうです。ようたろう

ご機嫌いかがですか?
おとといは早くも中秋の名月!でしたが、関東はあいにくのお天気で見られませんでしたね。
で、昨日は、というとスーパームーンと言われる満月だったんですけど、みなさんは見ることができましたでしょうか?

このへんはけっこう雲が多かったんですけど、僕は何とか美しい満月を拝む事ができました。

って、昨日は八月の頭に江ノ島まで行って、遅くなっちゃってお参りできなかったこともあり、夕方からまたちょこっと出掛けてきましたよ。この時期、いいお天気だったらダイヤモンド富士も見られるかもしれないから、お昼頃けっこう晴れてたのもあって、「今日しかない!」って思って行ってきたんですけどね。あいにく、雲は多くて、ダイヤモンド富士どころか、富士山もま~ったく見えませんでした。

でも、やっぱり江ノ島は気持ちよかったな。。。
まだ大学とかは夏休みですもんね。学生さん、っぽい若い子達も沢山きていてにぎわってました。

富士山は見れなかったけど。。。
代わりに、富士山の絵を描いてるおじ様、発見!富士山や江ノ島を描いたかわいい絵を売ってました。


たこせんべいやさんには相変わらずの行列が並んでるのを横目で見ながら、お参りしまして。。。

中津ノ宮を過ぎた辺りを歩いていると。。。
ふと星影さんの目が在る場所に吸い寄せられまして。。。


近づいてみますと、そこにはどこにでもあるカンカン草。。。
でもその一番手前の葉っぱが。。。
な、なんと~
またまた四つ葉のクローバーでした~ (ちょっとわかりにくくてごめんなさい


江ノ島でカンカン草の四つ葉のクローバーを見つけるとは思ってなかった僕達は、ルンルンしながら進んで行きました。

そして、宗像三女神の一番上のお姉さんの神様を祭ってる、奥津宮に行きますと、そこにはいつもは見たことのない風景が。。。

まるで、三姉妹のような猫ちゃん達を発見!


一番右の猫ちゃんが目に留まり、
「君、なんちゅう体勢で寝とるんや。。。」
と思いながら見ていると、



この猫ちゃん、ぴくっと何かに反応しまして、そっちの方向に目をやりますと、今度は真ん中にいた猫ちゃんが、あれよあれよという間に木登りをし始めまして。。。


あっと言う間にこの石灯篭の上に上ってしまいました。
そして、どこからともなく、もう一匹、トラ猫ちゃんまでやってきて、またこの石灯篭に上って置物化してしまいました。この石灯篭、猫ちゃんに大人気!


いつものように、もうひとつ奥の竜神様をお参りしてから、そろそろ帰ることにした僕達ですが、帰り道でみた奥津宮の石灯篭は、まだ猫ちゃん達で飾られたままでした。


昨日はピーチカラーの灯台が写せたよ。


そして帰りの弁天橋からは、雲の合間からほんのちょっとの間スーパームーンの満月が顔を覗かせました。 これまたラッキー!
(全然スーパーに見えなくてごめんなさいね。本物はもっと赤くて大きい満月なんだけど。。。)


。。。こうして大満足しながら、帰路についた僕達でした。。。

あ、後ね。
見つけたラッキークローバー、あんまり綺麗じゃなかったけど、せっかく江ノ島で見つけたから押し花にして持って帰ってきたんですよ。

そしたら、あれ、カンカン草だから、うすっぺらいでしょ。
今朝、もうこんなになってました。
見つけたときは気づかなかったけど、こちら、五つ葉になろうとがんばってた四つ葉のクローバー君だったようです。
大事にするよ。


。。。っちゅー感じで今回も素敵な江ノ島参りとなりましたとさ。
めでたし、めでたし。

それではまたね。

ようたろうようたろう

はろはろ。みなさん、こんにちは。猫天使修行中、黒猫ようたろうです。ようたろう

ご機嫌いかがですか?
昨日は、僕の猫天使修行の危機が訪れた事をみなさんにお伝えしました。

それでは、今回は何が起こったかくわしくお話ししますね。

前回お話ししたとおり、僕は最近楽しい事を沢山していた、というおかげで神様に呼び出され、ねずみ君というご褒美をいただいたのでございます。
その時からの僕とねずみ君の様子をみなさんにお話していきたいと思います。

神様からねずみ君を差し出された時の僕は。。。と言いますと。。。

もちろん、大喜び!!!でしたよ。「ね、ねずみ~!」って感じです。なんてったって、ねずみ自体を長い間見ていませんでしたから。。。
僕はねずみ君のことも一目見て気に入ってしまいました。
僕の目の前に差し出されたねずみ君は、ぶるぶると震えており、たいそう怖がっているようでした。無理はないですよね。僕は猫ですから。。。。でも、ねずみ君のくりくりとした黒い瞳はは恐怖でいっぱいにもかかわらず、それでもどこか深く澄んでいて、真っ直ぐ僕を見つめ、決してそらされることはなかったんです。その心意気がすっかり気に入ってしまったんです。
それでももちろん、そんなねずみ君を目にした僕は、やはり一瞬、生前の“野生の猫の血が騒ぐ!”という感覚がよみがえってきたんですけどね。 ねずみの気配を感じては、追いかけ、飛びつき、噛み付き、時々血まみれにもしていた“ワイルドようたろう”の記憶がふつふつとよみがえってきたのでございます。

。。。しかし、僕はもう猫天使修行中の身。。。生前のような僕ではありません。
その感覚は一瞬のことでした。だからもちろん噛み付いて血まみれになんてしませんでしたよ。生前、そんなことをしてたから、そのたびに星影さんが真っ青になってふらふらしながら、庭の片隅にお墓をつくって僕のかわりに手を合わさなければいけなかったんだということを、僕はもう知っていますので。。。

それになにより、せっかくの神様からのご褒美です。大切にしなければいけません。
。。。で、考えた僕はまた、前日のように遊ぶ事にしたのです。
遊びを考えるのは僕の得意分野。 僕の胸はまたワクワクドキドキし始めました。

そして僕は、ねずみ君がチーズを見つけるゲームを思いついたのです。これならねずみ君も楽しいに違いない、と思いました。 ねずみ君も最初は僕を見上げながらぶるぶると震えていましたが、僕が「チーズ欲しい?」とたずねると、目を輝かせながら何度も何度もうなずきました。
そして、僕は神様のくださったねずみ君が途中で逃げてしまわないように、ラブリーなピンクの糸で体を縛ってその片方の端を僕のしっぽに縛り付けました。

それから僕はねずみ君にチーズへたどりつくための道順、そして見つけるコツを教えてあげたのです。ねずみ君はもうチーズのことしか頭にないような様子でふんふんと輝いた目をしながら、僕の話を聞きました。 このねずみ君、なかなか頭がいいようで僕の言う事、いっぺんで覚えてしまったようでした。

さて、準備も整いました。。。。そしていよいよ。。。
スタート~~~
ねずみ君は猛ダッシュで駆け出しました。 僕の胸はもうドキドキ、ワクワクです!! 
僕はいつもの半目半身スタイルで少し離れたところからじーっと様子を見守りました。 この方が落ち着くんですね。
僕の瞳もラブリーなピンクで輝きはじめます。

そして。。。
結果はもうみなさんもご存知ですね。

ねずみ君はものの数分で、一度も迷わず、僕が教えたとおりの道順でみごと出口を見つけ出し、ゴールのチーズへとたどり着きました。それにしてもこのねずみ君、やっぱりとっても頭がいいんでしょう。僕もなんだか自分が成し遂げたことのように、誇らしい気分になっていました。

僕はねずみ君を褒めてあげて、全部チーズをあげて、ねずみ君もそれを喜んで、僕をもうこわがらなくなって、きっと仲良しになれるだろう、と思ったのです。

しかし!
それは起こりませんでした。。。

ねずみ君がゴールしてから、少し様子がおかしいことに僕は気がついたのです。
お腹がぺこぺこなんだろうと思っていたこのねずみ君、チーズにたどり着いてもそのチーズを食べようとしないのです。
それどころか、ねずみ君は必死になって自分の体の何倍もの大きさのチーズを一生懸命動かして、どこかへ運ぼうとしているではありませんか。

僕は不思議に思ってねずみ君に尋ねてみました。
「ねぇ、ねぇ、チーズなんで食べないの? 食べていいんだよ。たどり着いたご褒美なんだから。」
ねずみ君は、僕のその言葉に、僕を悲しそうな顔で見上げながらなんとも切ない声で
「チューチューチュー、チュチュチュチュ、チュー。。。」
と、答えました。

その答えを聞き、僕は自分がしていたことにハッと気がついたんです。

「僕はなんてことをしてしまっていたんだろう。。。」

心からそう思いました。 

ねずみ君は言いました。
「チーズ、ありがとう、ありがとう。。。でも、僕、これを持ってお家に帰らなくちゃいけないんだ。お母さんが具合が悪くて死にそうなんだ。人間に食べ物の中に毒をいれられて、それを食べてしまったんだよ。 まだ小さい弟や妹はもう何日も何も食べてない。。。僕は一人で食べ物を探しに出かけた。。。でも安全そうな食べ物は見つからなくて、お腹もぺこぺこで。。。体もくたくたで。。。それで僕は神様に祈ったんだよ。食べ物を与えてください、なんだってしますから。。。って。。。で、気がついたら僕はあなたの前にいたんだ。。。」

それを聞いた僕の目からは大粒の涙がこぼれてきました。そして自分がとっても恥ずかしくなりました。

「ねずみ君、ごめんね、ごめんね。。。僕は自分のことしか考えていなかった。。。」

。。。そうです。僕は神様に褒められたのがうれしくてうれしくて、自分の気持ちしか考えていなかったのです。最初にねずみ君に会った時、あんなに怖がっていたのに、僕はその理由を何も聞こうとはしなかった。。。そして、猫である僕がねずみを傷つけない、食べ物をあげるってことだけで僕はすでにねずみ君を助けたような気分になっていたのです。自分だけいいことをしている上に、楽しい気分にまでなって、その気持ちがなくならないように、ねずみ君が逃げないようにとちゃんと糸でくくりつけていたのですから。。。それもラブリーなピンク!かわいいでしょー!って思いながら。。。

これでは多くの国で昔からお金持ちの権力者がお金も地位も無い人々に対してしてきたことと、何の変わりもない、ってことにも気がつきました。先進国の大きな会社が、発展途上国に工場をつくって沢山の人達を最低賃金で雇って、安いお金で製品を作る事が出来ている上に現地の人々の生活水準が向上していない場合でもこっちは仕事を与えて助けているのだと思っていたり、チャリティーでお金さえ募金できていれば結果まで責任をもって見守る事をする前に相手を助けているような気になってしまっていたりしてしまうことがある、っていうのと、なんら変わりはないのです。猫天使修行を始め、そういう人の痛みについても勉強してきて、ブログのなかでもお話ししてきたりして、助けるということを少しでもわかったつもりになっていた自分がとてもとても恥ずかしくなりました。いざ自分が幸せで有利な立場となってみるとまだまだ全然わかっていなかったことに気づいたのです。

僕は深く深く反省しました。
このねずみ君は今、星影さんが住む世界で、半分死んでしまっているほど衰弱して意識も無いような状態なのかもしれません。最期に力を振り絞ってこのねずみ君は神様にお祈りしたのでしょう。最期の最期まで信じて諦めないその気持ちが神様に通じて今ここにいるのかもしれません。ねずみ君はこれからもし元の世界に帰れたら、また厳しい現実や困難に立ち向かわなければいけないことから、神様はチャンスとレッスンを兼ねて、ねずみの天敵とされる猫である猫天使修行中の僕と引き合わせたのだろう、と思いました。 そして、誰かを助ける、誰かのためになることをする、ということがどういうことなのかを理解しなければならない猫天使修行中の僕には、かつて僕が傷つけたこともあり、猫より弱いとされる存在でもあるねずみ君は今の僕にとって最高のレッスンを与えてくれるかもしれない、ということを神様は知っていたのでした。

そしてそれがわかった瞬間、もう一つ大きなことにも気づきました。
みなさんも昨日の僕の遊んでる様子を見てお気づきになりましたか?
僕の背中の羽も、ねずみ君とゲームをしている間にも、どんどん小さくなってきていたのです。

背中の羽は、僕が猫天使修行中である証です。
その羽がどんどん小さくなってきている。。。

「このままでは、僕、猫天使修行失格?!?!」

どうしよう。。。どうしよう。。。僕は何てことをしてしまったんだ。。。
神様はみんなお見通しだったんだ。。。
僕の頭の中ではさまざまな思いが駆け巡りました。
そしてその時です。

「でも、まだ間に合うかもしれない!」

僕はとっさにそう思いました。 こういう直感的な気持ちは大切にしなければいけない、ということぐらいは未熟な僕でも知っています。

僕はねずみ君にこれからどうしたいのかをもう一度たずねてみる事にしました。そして、それをとにかく応援してあげよう、と思ったのです。

僕は涙を拭き、まず、ねずみ君にもう一度謝り、ねずみ君に名前があるのかどうかを聞きました。 彼の名はトムトムといいました。トムトムは僕が泣いて謝っている理由がまだあまりわかっていないようでしたが、ちょっと考えた後、緊張した面持ちで自分のことを話し始めました。

トムトムは家族のところへ戻ってみんなにご飯を与え、お母さんが元気になれば、今住んでいる場所を引っ越そうと思っている、と言いました。 話を聞けば聞くほど、このトムトムがとても賢い事がわかりました。トムトムは彼らが人間達を傷つけるつもりはなくても人間にとってはやっかいな存在であるらしい、ということも承知していたのです。そして毒を混ぜた食べ物をばらまいていたことについても、それをお母さんが食べてしまったことについても、人間をうらんでいる様子はありませんでした。とにかく今は、どこか人間の迷惑にならない場所で食べ物に困らなくてみんなが平和に仲良く暮らせることをただただ望んでいたのです。

なんてやさしくて賢いねずみ君なんだろう。。。僕は心からそう思い、尊敬しました。
そして、僕はまず、ねずみ君にこれから協力したい、という気持ちを伝えました。 そして、トムトムの体にくくりつけていたピンクの糸もほどいてあげました。するとトムトムは初めて僕を見てにっこり笑ってくれたんです。

疲れと恐怖でいっぱいだったトムトムの顔に笑顔が戻ってきた時、僕はやっと自分がやるべき事をしようとしている、ということが実感できたんです。

それから僕は猫天使修行中の身として思いつく、できるだけのことをトムトムにしてあげました。

トムトム自身の体力回復のため、十分チーズを食べさせ、もちろん家族にあげる分も運びやすい大きさに用意してあげることから始めました。そして、毒の入った食べ物を食べ具合の悪いお母さんのために、解毒剤を用意し、同時に誰かの寿命というものはその者の魂が決めることで、トムトムが決めれることではなく結果は神様にお任せしなければならないこと、それでもねずみ君は今自分に起こっている出来事をお母さんにも話し、神様とすべての可能性を信じる事を教えてあげる事でねずみ君が今できる最高の形でお母さんを助ける事ができるということも説明しました。 そして、野生の果物や木の実、お芋などが豊富で、天敵の野良猫や、フクロウや鷲、へびが比較的少なくて、野生の山羊ややさしい鹿達が住んでいる、豊かで安全な森を天使検索で探してあげたのです。頭のよいねずみ君を考えて、万が一チーズが食べたくなった時のために、山羊にお乳を分けてもらって自分達で作れるようなチーズの作り方のレシピも忘れず渡してあげました。

トムトムはチーズをほおばりながらも僕のアドバイスををふんふんと何度も頭を縦に振りながら真剣に聞いていて、ずいぶんと元気も戻ってきたようでした。 お母さんの話をしている時は涙で目をうるうるとさせることもありましたが、すぐに僕の言っている事を理解し、“がんばってみます。”と一言いいました。頭の良いトムトムは、僕が紹介した森への道順などもまた一回で覚えたようで、その後何度も何度も僕にお礼を言った後、僕が渡した山羊のチーズの作り方レシピを書いた紙を口にくわえ、また僕の目を真っ直ぐ見てもう一度深く頭を下げたかと思うと、僕の目の前から、すぅっと消えていきました。 

トムトムは、きっと星影さんが住んでいるのと同じ、元の世界へ帰っていったんだと思います。
彼はきっと今の彼にできる最高のことを家族にしてあげれると思います。 僕もトムトムと彼の家族にとって最高のことが起こるよう、こちらの世界からお祈りを捧げました。

。。。それにしても、トムトムは勇気と行動力、そしてやさしさを持って生まれてきた、すごいねずみ君なのだろうとしみじみ思いました。自分が死にそうになって「なんでもやります!」って神様にお祈りした通り、彼は僕の 『チーズ、見つけてみようゲーム!』にも、何の抵抗もせず全力で参加してくれたのです。僕はそんな彼の真っ直ぐな姿勢のおかげで、自分の過ちにも気づくことができたのでした。トムトム君、あっぱれです。

ここまできて、僕はもう一つ自分の浅はかさに気づきました。
神様が僕を呼んで、ねずみを僕の目の前に差し出した時、『ご褒美だ』なんて言葉は一言も言っていなかったのです。ただ、そのねずみがこれからの僕の“役に立つ”こともあるだろう。。。ってそう言っていたのでした。 “いいことをしたらご褒美がもらえる!”という僕が生前持っていた考えが未だ残っていて、僕がねずみ君を見たとたん、“ご褒美~!!!”と思ってしまっただけなのでした。

。。。そして、神様のお言葉のとおり、トムトムは僕に大きなレッスンを与えてくれ、大切な大切なことを沢山教えてくれたのです。 今はごめんなさい、と、ありがとう、の感謝の気持ちでいっぱいです。トムトム、これからがんばってくれるといいな。。。いや、彼ならきっとどんな事がおこっても大丈夫だと思います。

少ししたら、トムトムの様子、見に行こうと思ってます。
もしかしたら、トムトム、僕の事、向こうの世界でも見えるかもしれません。
見えないかもしれないけど。。。

あ、それから。。。
多分ですが、とりあえず今回は僕の猫天使修行、失格は免れたようです。

何故なら、トムトムが向こうの世界に帰った後、おかげさまで僕の羽も元の大きさに戻りましたので。。。

みなさま、お騒がせいたしました。

とりあえず、しばらくはまたよろしくお願いいたします。。。

それではまたね。

ようたろうようたろう
はろはろ。みなさん、こんにちは。猫天使修行中、黒猫ようたろうです。ようたろう

ご機嫌いかがですか?
昨日は“ものまね”をしてルンルンしている僕をお見せしました。

実はあの後、ある出来事があったのでございます。
なんと!
久々に神様に呼び出されてしまいました。。。

。。。と、言うより、こんなことは、猫天使修行を始めてから、もちろん初めてのことでありました。

何を言われるのかとドキドキしながら神様に会いに行った僕なのですが、驚いた事に、神様はとってもご機嫌でした。 最近僕が一緒にいる星影さんもお花を沢山見たり、貝堀りにも行ったり、ラッキークローバーをよく見つけたり、と気分がいいことや、僕自身も、虫のものまねをして楽しみながら苦手克服に励んだりしているのを見て、僕をほめてくださるために呼んでくださったらしいのです。そして、たくさんお褒めの言葉をいただきました。

その思いがけない出来事に僕はもちろん有頂天。今日はるばる天に昇ってきて神様にそんなありがたいお言葉をいただけるなんて、『天にも昇るような気持ち』、というのはまさにこういうことを言うのだろう、としみじみ思っておりました。 そして、さらに驚いたことには、神様はご褒美に、な、なんと!僕の大好き(?!)な ねずみ君をくださったのでございます。

そして、大喜びの僕は早速昨日に引き続き、ねずみ君と遊んでしまいました。

名づけて、
チーズ、見つけてみよう!ゲーム!
それでは始めましょう。。。

スタート!


ゴール!!!(はやっ!)

あ~楽しかった~
ねずみ君も喜んでくれたし。。。

。。。と、今日もめでたしめでたし、と終わるはずだったのでございます。

しかし、今回はそういうわけにはいきませんでした。
この後、僕は自分がなんとも大変なことをしでかした事に気づいてしまいました。。。。

猫天使修行中、黒猫ようたろう最大の危機!

僕、猫天使修行。。。失格?!?!

くわしくは次でみなさんにお伝えします。

それではまたね。

ようたろうようたろう