あたしがチベットという国の存在をきちんと認識したのは、1998年でした。
その前年に、人生で1回目の全身麻酔の手術を終えて、1年間はぷらぷら遊ぶと決めていたあたし。1997年の年末から3ヶ月間アメリカを放浪していて、その旅の途中で寄ったシカゴ美術館でチベットに出会いました。
そのころアメリカでは『チベット解放運動』というのがとても盛り上がっていて、その流れでブラピ主演の『7 Years in Tibet』が公開されたり、ビョークなどのの錚々たるアーティストたちが集ったチベット解放コンサートが行われたり、シカゴ美術館にもチベット解放運動のコーナーがあったのです。
ぶっちゃけそれまでチベットって国を意識をしたことすらなかったのですが、思わずそのコンサートのアルバムを買ってしまいました。
これが、あたしとチベットの馴れ初めです。
それからチベットにずっと心を寄せてきて、とうとう出会いから20年目にして、彼の地に足を踏み入れることになりました。
まず、チベット旅行豆知識。
2018年現在、日本人はチベットへ勝手に自由旅行できません。
入域許可書(略してパーミット)が必要で、これを入手するには日本または現地の旅行代理店に依頼しなくてはなりません。今回は風の旅行社のツアーに申し込んだので、それら一式すべて手配して貰いました。中国の代理店に依頼することもできますが、ちゃんと手配できてるか心配するくらいなら、多少金額が張っても安心して旅立つ方を選びました。
このパーミット、日本で搭乗券を発券するときから必要なのですが、私たちの分は成都で会うガイドさんが持っていたので、発券カウンターでその旨伝えると、「万が一入手できなくて、チベットに入れなくても航空会社の責任じゃありませんよー」と一筆書かされました(笑)
それくらい、中国はチベットに関してナーバスなのです。
だったら侵略しなけりゃ良いのにね(笑)
いよいよ成田を出発。
集合が朝7時と早かったので、成田空港そばのホテルに前泊して空港へ。中国国際航空で上海経由で成都まで。上記の『一筆書け事件(笑)』があり、チェックインに時間がとってもかかり、保安検査場を搭乗時間ぎりぎりで通過。朝早かったので比較的空いていたのは幸いでした。
そして悪評高い中国国際航空へ乗り込みました。もっとカオスを覚悟していましたが、割と常識的な感じでした。機内食もクソまずいという評価でしたが、トリプル炭水化物なことを除けば、まぁまぁ美味しくいただけました。ビールもちゃんとお替りも持ってきてくれて、快適な3時間のフライトで上海へ。
上海の空港はめっちゃ大きくて、バゲージクレームのターンテーブルが25以上あって、伸び盛りの国の勢いを感じました。面倒くさいと言われていた国内線への乗り継ぎもそれなりにスムーズに出来、時間もあったので上海空港でランチ。ランチを食べながら、VPN対応のWi-Fiの設定。
中国は、VPN対応のWi-Fiでないと、FBもLINEもGoogleもGmailも、何もかも見られません。情報規制ってヤツですね。
無事に成都に着き、ガイドさんと合流してホテルまで。ちゃんとパーミットもありました。このツアーは7人の参加者がいたのですが、ダンナは黒一点、つまり他の6人は女性だったので、なぜかダンナが代表でパーミットを持つことに(笑)
ガイドさんに連れられて向かった先は、銀河王朝大酒店!そんなに銀河を感じるホテルではなかったけれど、車の窓から見る成都は大都市でした。50階を越えるような高層マンションの群れと、道を走るのは高級車ばかり。主要道路は大渋滞。人口は2050万人だそうです。
あたし、実は中国本土は初めての上陸でした。香港や台湾は何度もあるけれど、本土は初めて。いやー、でかいわ。
ホテルに荷物を置いて、ダンナと近所をぶらぶらしつつ見つけたファミレス的なお店で晩御飯。ビールは青島か燕京かの選択だったので、チンタオにしてみました。薄い。。。この薄さが、中華料理に合いますね。
安くても、本場の麻婆豆腐は美味しかった♪何かおかずを頼むと、ご飯をどんぶりにいっぱい持ってきてくれます。中国的には残すのがマナーなのでしょうが、日本人なので、少なめにオーダーして残さずにいただきました。
さて、翌日の早朝には、いよいよチベットに向けて出発です。
わくわく。
続く。。。
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