ミラクル続きのハワイ島8日間③アンクルのカヌービルディング | Hoʻola ~自分を生きる~

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4/18~24までのハワイ島滞在記、時系列を無視して書いています(^^)
 
これは帰国前日の記録です。アンクルのカヌービルディングの現場に行ってきました。アンクルとは、知り合って、5年くらいになるのでしょうか。日本で「カマクラ号」というカヌーを作った時からの付き合いです。アンクルは、ヒロに在住のカヌービルダーで、若いころは「Waikiki Beachboys」として活動していたそうです。当然、あたしはそのころのアンクルを知りませんけど。。。
 
訪問する前日に、FBメッセンジャーで、「明日の午前10時くらいに行きますねー」とお知らせしておきました。で、10時くらいにアンクルのおうちに着くようにB&Bを出ました。3分くらい走ってから、「あ、サングラス忘れた」。
 
いつものあたしなら、「10時に行くって言ったし、サングラスくらい我慢しよう」と思うのですが、この日は、「サングラス欲しいなー。(パドラーは紫外線にさらされることが多いので、白内障が多いのです)」と思い、遅れても良いから引き返そうと、いったん帰りました。そうしたら、30分の遅刻。なのですが、アンクルの家に着いたときに、ちょうどアンクルの別の客人が帰って行きました。で、あたしは待つこともなく、すぐにアンクルに会えました。これも、ちょっとしたミラクル。
 
そして、アンクルのマイレガーデンと、アンクルの娘さんのポリネシアンアンガーデンを見せていただきました。ハプウが数本植えてあったのですが、「これはハワイアンタイプ」。そしてその向こうにハワイアンタイプより細身のハプウは「マオリタイプ」だそうです。写真は撮りませんでしたが、マイレもタヒチアンタイプという、葉っぱがハワイのマイレラウヌイの数倍はありそうなものがありました。オーヘロもそうでしたが、生育環境でかなり生態が変わるのですね。
 
アンクルに「どこに泊まってるの?」と聞かれて、Kaumana Dr.のB&Bだよ、と答えると、一瞬微妙な顔。この理由は後ほど。
 
さて、アンクルの車について運転して、アンクルのカヌー作りの現場へ。そこを走っているとき、「あれ?」。なんと、現場はあたしのB&Bのそばでした(笑)。そこに住んでいる家族の庭を借りているそうです。庭といっても、ほぼ広大な森(笑)。ヒロはダウンタウンから車で15分も走れば、そんな感じ。あー、あそこに庭付きの家が欲しいなぁー(笑)。あたしもハワイアンガーデンを作りたい。
 
 
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最初は、この広大な森(?)の住人のジェイソンとアリカ、そこにアンクルとあたしが到着して4人でしたが、段々と人が増えて、ジョージが来て、イカイカが来て…さらに2人来て、全部で8人になりました。あたし以外は、みんなアンクルのカヌービルディングの生徒さん。
 
上の写真でチェーンソーを操っているイカイカは、ブギー・カラマの息子さんだそうです。ブギーは、ホクレア号の初代クルーで、ハワイ島でブギーの名前を冠したサーフコンテストが行われています。そして、なんと言っても、「Star of Gladness」の作者です。

 
 
父がリスペクトした文化が代々引き継がれて行く。これこそハワイ文化の真髄なのではないかしら。
 
お昼過ぎに、ジェイソンの奥さんがお昼ご飯を作ってくれました。それを広大な庭に出したテーブルでみんなで囲んで、気持ちの良い風、まさにʻoluʻoluなmakaniに吹かれながら食べていたら、これ以上の幸せってないんじゃないかって、涙が出そうになりました。Maluhia is here。
 

 

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アンクルは、自分の息子ももちろん、孫がカヌー作りに興味を持ってくれたことが嬉しいらしく、7歳の男の子がチェーンソーを上手に操る動画を何回も見せてくれました。孫といってもhānaiされた子もいますので、血のつながりよりも文化のつながりなのです。
 
で、その子が作っているカヌーが、ちょっと小さめに見えたので、「彼が乗るカヌーを自分で作ってるのか」って聞いたら、アンクルがピンときたらしく、「Masae、それはナイスアイデア!」(ってことは、違ってたってことね)と言うことで、今年の夏休みは父と子のカヌー作り教室を開催することにしたそうです。
 
あぁ、あたしがこの日ここに来たのは、そういうことかーーー!すべてはつながっていて、そして無駄がない。オープンハートでいれば、いくらでも受け取れる。そして、神様はすべて駒の配置を完璧に行っている。あたしなんかがジタバタする必要は、まったくないのですね。ひとつの駒として存在してれば良いだけ。

 

幸せすぎて涙が出るなんて、ほんとにほんとに得がたい時間をいただきました。ありがとう、アンクルとそのオハナたち。