たまに思い出す、あったかい思い出 | Hoʻola ~自分を生きる~

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この世を遊ぶように楽しんでいこうと思ってます♪


たまに、ふっと思い出すことがあります。
今朝も、ふっと思い出してとってもあったかい気持ちになりました。

あたしは15年前に股関節の手術で3ヶ月入院しました。生まれつき亜脱臼という症状があり、年齢が高くなってからの手術だと人工関節になることが多いということで、まだ自骨でいけるうちに…という流れだったのだと思います。
自骨の手術でももたない人もいて、結局数回手術する人もいるようですが、幸いもともと骨が丈夫なのか筋力があるのか(笑)、想定以上の良好な結果で過ごしています。

15年前その手術の1週間ほど前に入院し、大部屋にいました。整形外科と外科が一緒になった病棟で、病院という暗さのない病室でしたが、同室はほとんど高齢の方でした。若い人は交通事故と相場が決まってました(笑)

その手術前の大部屋でお隣になったのが、当時60代半ばだったと思われる上品なご婦人でした。そんなにお話しする機会もなかったのですが、何となく好感を抱いていました。たぶん、胆石の手術とかで入院なさってたような記憶が…

そのおばあちゃまはあたしの1日前に手術を終え、HCUに移られました。そして、あたしも手術を終えHCUへ。麻酔も醒めない状態でHCUに入るのですが、麻酔が切れたときに物凄い激痛を感じました。しかも途切れることなく。看護師さんを呼んで痛み止めの注射をしてもらいましたが効かず、内服薬も効かず。それでもそれ以上の薬はダメと言われ、痛みをこらえているうちに知らず知らずうめき声が漏れてたのでしょう。

HCUにいたそのおばあちゃまが自分のベッドから出てきて、「大丈夫?」と背中をさすってくださいました。華奢な方で手のひらも小さかったけれど、すごーく安心できました。

母が病院に世話に来てくれたときにおばあちゃまに聞いたらしいのですが、学校の先生だったのだそうです。ここ数週間、体罰問題が話題になっていますが、あのご婦人が先生だったら、きっと子供たちは安心して学校にいられたんじゃないかな~って思います。

HCUから一般病棟に戻るとき、空きベッドがなくて個室に入ってしまったので、それ以降おばあちゃまにはお会いしていません。まだお元気でいらっしゃるかしら。

たまにふっと思い出します。