前回のブログにも書きましたが、独立記念日のパーティーを

テレビで見ておりました。何百人の列席者はエレガントな舞踏会ファッションに

身を包み、パートナーと二人で首相と順繰りに握手をしてから

会場に入るのですがその中に、男性のゲイのカップルもいました。

舞踏会と言っても、列席者に人数に収容面積が全く合ってなく


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夏場の中国のプールのような、エレガントには程遠い芋洗い状態。

フィンランドにはこれ以上の広さの、パーティを開く場所が無いんでしょうね。



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その中でこの二人は、密着して誰よりもラブラブにステップを踏んでおりました。

左のブラックの男性は、テレビ番組にしょっちゅう出ている芸能人で

たぶんフィンランド生まれのフィンランドの育ちの、フィンランド人です。


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こちらもゲイの年の差カップル。新聞にも「伴侶」と書いてあります。


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女性同士は堂々と手もつなぎます。



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こちらも後ろの女性とカップル。ファッションセンスも変ですが

食べると当たりそうな毒々しさがスゴイあせ①


私が素敵!だと思ったのは、ダンナの会社のクリスマスパーティにも来た

ヨルマさんが、普通のカップルと3人で輪になって楽しそうに踊ってたこと。

ヨルマさんはパートナー無しで来たんでしょうね、

そこを3人で踊るなんてかっこいい。


普段の生活で、男性のゲイのカップルを見かけたことはあんまり無いのですが

これはたぶん私が気が付かないだけで、女性のカップルは時々見ます。

近所のショッピングセンターで普通にいちゃいちゃして歩いてます。

中にはチューしてたカップルも。

ごく最近、フィンランドのキリスト教会派の国会議員の一人が、

「教会でゲイのカップルが結婚式を挙げるのは反対」と発言した為に、

怒った4万人の一般人のクリスチャンが、教会から脱退してしまいました。


同姓でも法律上の結婚は勿論可能ですが

フィンランドで教会に属していると、教会で結婚式を挙げられます。

で・す・が・何と年収の1%が自動的に教会に徴収されるのです。

ですから人口500万人のうちの、4万人のクリスチャンが脱退というのは

もの凄い損失額になるわけです。

たぶん男性のゲイは女性ほどオープンに出来ないのがフィンランドの

現状だと思いますが、これだけ本気のゲイの味方がいる国、

そうは無いんじゃないかと思いました。



今日はフィンランドの独立記念日でございました。 

毎年この日は年一回の、大舞踏会みたいなものが催され

男性はタキシード、女性はこれ以外ではフィンランドで2度と着る

機会は無いだろうと思われる、フルレングスのドレスで次々と入場し

首相と握手して言葉を交わし、会場に入っていく姿がテレビに映し出されます。

日本の園遊会のように、一般の人や各界の有名人が一同に集います。

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日本のサラリーマンと違い、スーツ着て会社にいく人が少数派のフィンランド、

デパートで販売されている最高級のスーツもドルチェエガッバーナ

(日本からは撤退しましたがここでは上陸ほやほや)と

バーバリーを除くと500ユーロくらい。

老若男女が同じような価格帯の同じようなデザインのものを来ています。

フィンランド人の感覚だと、ザラは高級な部類に入り

冬場は寒いのでダウンジャケット、お洒落もどうでもよくなり

黒の着用率がこんなに高い国は初めてです。


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これはベストドレッサーの写真。


当然その舞踏会でも、ドレスは綺麗なのにセットしてない髪はもじゃもじゃ、

化粧もなしで、首から上と下がチグハグな年配の女性、

肩ががっつり開いたドレスに、50代ののセルライトぶるぶるの腕に背中の

お肉をドレスの上にのせて、見てるこっちが「どすこい・・」と思わず

つぶやいてしまう女性、などなど、お洒落の基本ルールをふまえた人なら

つっこみどころ満載の井出達の人が一杯です。




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これは不思議系ドレッサー。

特に残念なのが、シルクやサテン、シフォンなどの繊細な生地の服に

プラスチックの縁のでっかい四角い眼鏡をかけた女性が凄く多い事。

ショートカットに眼鏡だと、首から上だけサラリーマンみたいだし

一生に一回の晴れの日くらい、コンタクトにしようよ!!

この日の為に、テーラーで何ヶ月も前からドレスを仕立ててるのに

眼鏡がそのままって、いかに世界で一番眼鏡人口率が高い国でも

そりゃあないぜ!!って思っていたのですが、今年は今までに比べて

明らかに眼鏡着用率が、何十パーセントの比率で減ってました。




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これは変わった井出達の過去の写真。


2大がっかりの要素の一つ、ネックレスやアクセサリー無しも

今年は飛躍的に進歩して、去年までの

「体格がどんなによくてもドレスが無地でも、ドレスの格式に合ってない

鎖のネックレス」が大幅修正され、ちゃんとドレスにあった

大ぶりのネックレスを着けた人が前年の3倍は増えてました。

フィンランドの女性は結婚指輪も日本人の様な何十万単位のダイヤの

指輪を持っている人は殆どいないし、5万以上の宝石を持ってる女性は

圧倒的に少数です。必然的にジュエリーをレンタル出来る場所も

結婚式用の本物の石ではないものを貸してくれるとこだけだと思います。

でも今年はどこかがきっと始めたんだな、とか

ルイヴィトンが今年進出した、とかマカロンが上陸した、とか

色々始まってない国なのでそういう変化を見るのが楽しみになってます。



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メタルの国の、ドレスアップ。有名女流作家さん。



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兵頭ゆきねえは確かアメリカに居るはず。。



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折角ヘッドドレスしてるのに、ニンジャ(アクセサリーショップ)で売ってそうな

ちぐはぐなピアス。



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綺麗な老婦人なのに、どうして黒じゃなく白鳥の湖みたいな白のスカートに

してしまったのか、ネックレスもブルガリのキーリングみたいだし。。



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さすがヘボネンラバー(馬好き)のお国。



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大統領のタリヤ・ハロネン。

ホワイトレディーならぬ、ホワイトムッシュ?を同伴して。


またダンナ続きになりますが、先日会社に出勤するために

うちから1キロ離れた最寄の駅で、ヘルシンキ行きの電車を待っておりました。

ヘルシンキまでは20分で着きます。

電車が来てさあ乗り込もうかという時に、誰かがいきなり太もものうしろを

蹴って来ました。ダンナがバッと後ろを振り向くと、

50代くらいの男性が右の方へ歩き去るのが見えました。


後ろで電車を待っていたおばあさんに

「あの男性が僕を蹴るのを見ましたか?」ときくと、

「見たわ!あの人、頭おかしいわ」とおばあさんもあっけにとられてたそう。

おっとりしたフィンランド人の中でも、とりわけ物静かで穏やかな

理系メガネくんのダンナですが、追いかけて行って

殴ってやりたい衝動にかられた、と言ってました。


フィンランドでは格別大きな駅以外は無人で、駅員さんもいません。

落書きもひどく、薄汚れた感じです。

ダンナはそのまま電車に乗って、出勤しましたが

ホームの前で背後から蹴るなんて、ゾッとしました。

これが日本なら、どういう人か犯人像ははっきりとしませんが

こっちでそういう事をする人は、本当に気がふれてしまった人だと思います。

フィンランドは日本の25分の一の人口しかいませんが

初老の気のふれた男性が、道で大声で世の中を呪いながら

誰彼かまわず当り散らしているのをよく見かけます。

大半はホームレスの人で、そうではないような人もいますが

遭遇するのはバスや電車の公共交通機関か、駅の近くが多いです。

もし蹴ってきたのが愉快犯の若者なら、ケンカもありだと思いますが、

気のふれた人とのケンカは絶対に嫌。


以前日本でOLをして居た時、明日のジョーの舞台、

山谷もすぐ近くのホームレスの街?浅草に住んでました。

靴の会社が浅草にあったからですが、最初に物件探しに街を回ったとき

道を歩くホームレスの多さに、びっくりしました。

公園が近くにあっても、他人の家の庭に無理やりおじゃましてるようで

青いテントを見ると、行くのは気が引けました。ww 

でもフィンランドのホームレスみたいに、道行く人を無差別に攻撃的に

ののしり続ける人を見た記憶がありません。


日本で目にしないのは、重度の精神障害で攻撃的な人は

施設で生活している人が多いから・・だと思います。

うちの近所にも、大声で叫ぶおじいさんが

一人暮らしをしているのですが、妹さんがしょっちゅうお世話に来る他は

ソーシャルサービスの人が出入りしてるのは

唯の一度も見た事がありません。

日本だったら絶対に一人暮らしをさせられるレベルではない

重度の精神障害の、足元のおぼつかない老人すら入院出来ないほど、

病院に入院する事へのハードルが高いのです。

「ゆりかごから墓場まで」はフィンランドには全く当てはまりません。

もっと太陽の恩恵が受けられない故の精神の病や、

健康面や様々な弊害を研究、国家が自覚して、予算を組み

具体的な改善策を実行して欲しいと心から思います。

ダンナは12時過ぎに帰宅したのですが、普通のスーツに膝上丈のコートだけで

-15度の中、駅からうちまで1キロ歩いて帰って来たので

「むっちゃ寒かった」が第一声でした。

ダンナはフィンランド人の中でも寒さに強く、超薄着派で

真冬でも常にコットンのセーターにデニム+コートにマフラーだけです。

手袋もニットキャップもしません。

帰宅したダンナの顔がやけに青白かったので

「顔がペール(青白い)よ、どうしたの?ひょっとして吐いた?」

「吐いたでしょ?」

と、疑って悪いなーと思いつつもきいたら

「吐いてないよ」と言って、すぐに服を脱いで

クリスマス会の様子をひとしきり語って、すぐベッドに入って爆睡。


キッチンをちょっと片して、それじゃあ私も寝るか、と思い

バスルームに行こうとして、玄関(ちっこいね)を通ると

・・・何か嫌な臭いがする。

続いてバスルームに入ると、不快指数がバーンと跳ね上がる臭さ。

何だよこれ、と思ってにおいの元を探すと、どうも洗濯機から臭う。

おっかしいなと思いつつ中を見たら、スーツのズボンが突っ込んである。

ちょっとスーツを洗濯機で洗う気?と思ってつまむと

来たコレ、においの元はズボン!


トイレに起きたダンナにすかさず

「ズボンがゲロ臭いから、軽く水洗いしてビニール袋にしまっといてぷんぷん

と言ったら、ちゃんとそうしてくれました。

でもなー、ゲロして体洗ってない人の隣で寝るなんて。。

と思ったら、またちょっとイラッとして

「明日は説教だ」と思いながら寝ました。

翌朝ダンナがシャワーを浴びてから、昨日の事について聞いてみると

吐いた記憶が全然無いし、やっぱりどこで吐いたか覚えてないけど

会社を出てヘルシンキ駅に歩いていく途中で気分が悪くなった記憶がある、

と言うので本当に会社では吐いてないかを念を押してききました。

「会社で吐いてあんな臭い服でパーティにいられたら

周りはたまったものじゃないし、吐く時に周囲に迷惑を

かけたかもしれないので、よく思い出して」と言うと

「会社では絶対吐いてない、確信がある」

ときっぱり言ったので、そこは大丈夫だったようです。


「飲んでもいいけど吐くまで飲むのは駄目」というのも

常々言ってるけど絶対守って欲しい、と厳しく言いました。

フィンランドで一番大きな問題は、アルコールです。

日本人は、「飲める人」と「飲めない人」がいますが

フィンランド人は総人口が「飲める人」と言っても過言ではありません。

アルコール中毒も、親戚に一人は問題を抱えた事がある人がいても

おかしくない(勿論いない人もいます)と言うくらいよくある問題です。

街中で誰彼構わず当り散らすホームレスや

電車やバスに頻繁に出没する、怒りを充満させて攻撃する相手を

探してるようなおじいさんも、十中八九アル中です。


飲酒に寛容な国でも、職場の人の中には

「お酒がコントロール出来ない人なんだな」と思う人もいるだろうし

フィンランドとロシア以外では、オフィシャルな場で吐くほど飲む人は

絶対嫌がられるから(日本は結構寛容ですが)もう吐くまで飲むのは

やめてね、と言うと真面目に聞いてくれて、「うん、本当にごめん」と

すりすり~っとして来ました。

一人っ子だから、こういう要領はほんとにいいんだな~~


この日はここまでにして、後日

「吐いた人が電車に乗ったら、他の乗客の人と

鉄道会社にも凄く迷惑かかるよね」 と言ったら

「うわ~~~、言わないで。もうしないから」と言っておりました。


でも!!コートとスーツ上下のクリーニング代が、50ユーロ!

やってらんないよ泣



フィンランドの職場では、必ずクリスマスパーティーがあります。

それも、12月25日より大分前にプライベートの予定を邪魔しないように

早めに行われます。ダンナの職場のクリスマスパーティーは何と昨日。

さすがに11月にするのは、早過ぎやしないか。


フィンランドは10月くらいからクリスマスモードへ入ります。

まだ100歳にもならない新しい国なのでしょうがないのですが

夏至の日に焚き火をたく地味~なイベントはありますが

季節ごとのイベントや、お祭りも全然ありません。

だからクリスマスを10月から12月まで引っ張って、

これでもかってくらい引き伸ばします。


ダンナの会社のクリスマス会は、金曜の2時半から始まりました。

今の職場でのクリスマス会は初めてで、1960年代のパリがテーマの

きちんとオーガナイズされ、バジェットもたっぷり使ったパーティだったようで

「凄いセレブがサプライズで来たんだよ!!」

と興奮してました。

私は一日中日本のテレビを見て、フィンランドのテレビは殆ど見ないので

聞いてもわからないだろーなーと思いつつも

一応誰が来たか聞いてみたら、私もテレビやCMで知ってる人でした。

フィンランドで一番有名なダンサーで、フィンランド随一のキラキラゲイセレブキラキラ



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ヨルマ・ウオティネン


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その人でした。


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勿論、こんな奇抜な格好だったわけではありませんが

音楽がスタートして、しばらくしてフランス語の歌が始まり

階段から彼が降りて来たんだよ!6曲も歌ったんだよ!

と酔っ払ってご機嫌ちゃんのダンナは繰り返しておりました。


その他にも、本も出版してるシャンパンのソムリエールが

レクチャーしてくれて、市販されていないシャンパンを飲んだんだよ!!とか

物静かなダンナには珍しく、かなり興奮して

「最高だったキラキラ」を連発してました。