この前は、次男の仙台の卒業式に行く途中で浪江に寄ったので、その後は浪江から高速で北上しました。

今回は、福島と斜めに結ぶ114号・・・つまり、放射能プルーム(雲)が、原発から斜めに進んだ下を通る、114号を帰ってきました。福島と浪江を結ぶ一番近い道です。震災後は、私は、初めて通ります。

 

2013年8月(震災後2年半)で、114号が通れなかったことついて、三男が浪江町職員の方に質問しました。

Q)「福島に帰る近道(114号)が通れませんでした。(現場で)放しゃ線量が「50ミリシーベルトをこえるから」と言われました。お母さんが「何当たりですか」と聞いたら、1時間当たりとかいわれたようですが、あとで「そんなに高いはずはないのでは?」と言っていました。 正しくはどうなんですか。

A)「1時間当たりで50ミリシーベルトをこえる」というのは間違いです。正しくは「1年間で50ミリシーベルトをこえる」です。間違ったことを伝えてしまってごめんなさい。また、114号線で1年間で50ミリシーベルトをこえる場所は、津島などの山側にあるので、●●君たちがいた6号線の近くや、町なかなどは、そこまで線量が高いわけではありません。

 

なかなか、開通しなかったので、2017年9月に開通したと聞いた時はうれしかったです。

 

震災後からの放射性線量の推移です。赤い〇が濃度が高く、浪江方面から北西に点在しています。

 

 

やはり、枝道には入れない状態が続きます。

 

光の明るい浪江の海側を楽しんできたので、この、山側部分を走り、現実に引き戻されます。そうなんですよね。帰還困難区域は続きます。

 

 

浪江町区域図

 

この白い部分は、帰還困難区域です。

 

福島に帰ると、福島民報に記事を見つけました。

「浪江の復興拠点避難解除あす1年 居住者一割に満たず」

2023年3月31日に、解除したのですね。

 

復興拠点地区は、室原、末森、津島と、陶芸の杜おおぼり、大堀相馬焼の里。

原発事故以前は320世帯約1050人が住んでいました。解除された3月1日時点では、20世帯32人が住んでいるそうです。

 

放射性プルームの沈着は、浪江の津島では谷底の空間線量が高く、斜面ではそれよりは低くなっているようです。また、南津島の山林での落葉樹、杉林ではどこに蓄積するかの研究のその後はどうなんでしょうか。この特定帰還居住区域との関連はどうなのでしょう。論文が政治的に活用されているといいなと思います。

 

NHKの特集で、浪江の駐在さんの話を見ました。天栄出身の青年です。

 

一歩一歩、進んでほしいです。

また行きたいです浪江。

 

この前のお花・・・つぼみだったのだが

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5日で満開になってた!