A君「私には双子の弟がいます」
と言った場合、A君は
①双子
②双子ではない
どちらでしょうか?
・・・というようなことが、川添愛「世にもあいまいなことばの秘密」に載っているようです。(きょうの読売の書評で読んだ)
たしかに2通りありますね!
それは、我が家に1、2、3、4
ここが双子
と、4人の子供がいるため、明らか。
つまり、
1、2、3まで「私には双子の弟」がいる。
でも、双子なのは3だけであり、1、2の言う「双子の弟」の意味するところとは違う。3は、私には「双子のうちでも、弟」がいる、ということなので・・・
しかし、ここで反論するとならば、双子はあまり「兄、弟」という認識をしていないですね。一応、戸籍上は3男、4男ですけども。
双子は一緒に暮らしているのですが、3男のほうが早く家を出る可能性があるので、当初から世帯主の名前は4男にしていました。
だから3男が「私には双子の弟がいる」と理解はしていても、自分が「兄」とはあまり思っていない可能性もあります。
しかし、性格で見ると、3男はやはり兄的であり、4男は末っ子的であります。
私が、双子のママさん29人にアンケートして作った冊子がありますが、これで、「どっちがお兄ちゃん?」と聞かれるのがイヤだという人がけっこういました。昔の民俗とは違いますね。
だから、新着の本で、ふつうに「双子の兄、弟」認識が事例に上がっているのを見ると、(今の意識は違うんだよ~)なんて思ってしまいますね