パンのおっちゃん | とりきちTagebuch

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ドイツ・ベルリンから鳥好きの とりきちが、
一緒に暮らす鳥達、家族、ドイツの鳥事情を日記につづります。

 

※2019年2月から予定している再販スケジュールについてはこちらです。

 

今日は、おっちゃんはおっちゃんでも、インコのおっちゃんの名前の由来となる、とりきちの伯父のお話です。

 

 

かなり私的な内容となります、すみません。

 

 
昨年から、大阪に住む、とりきちの伯父の体調が優れません。

 

高齢であることで、伯父の妹にあたる、とりきち母が7日に急きょ、伯父が入院する大阪の病院に赴くことになりました。

 

昔、伯父はパン屋でお仕事をしていたため、とりきちはいつも、「パンのおっちゃん」と親しみを込めて呼んでいました。

 

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私は、小学生高学年になった頃、当時の家があった埼玉県から、一人で親戚が多くいる大阪へ旅行したことがあります。

 
パンのおっちゃんは7人兄弟の長男で、何か親戚で集まるとなると、いつもパンのおっちゃんの家でした。
 
当時は、おっちゃん宅で暮らしていた祖母も元気で、祖母にも会えることを心から楽しみにしていたのです。
 
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旅行最終日、パンのおっちゃんが、帰りの新幹線ホームまで、とりきちを見送りに来てくれました。
 
とりきちは、発車のベルが聞こえず、伯父がお別れの手を振ってくれていたのに、ほとんど気づかず、新幹線は走り出してしまいました。
 
気づいたときは、もうおっちゃんの姿が小さくなってしまっていて、幼いながらも、きちんとお別れの挨拶ができなかったことを後々まで、後悔していました。
 
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それよりももっと昔、とりきちが物心ついた頃から、大阪へ遊びにいくたびに会ったパンのおっちゃんは、いつもバリバリの大阪弁を話していました。
 
昔は船場の商家の長男であり、かなりのイケメンであったと、母から聞いていました(大阪の商人時代のお話はこちら)。
 
そのおっちゃんが繰り出す大阪弁がえらい格好よく、大阪には5歳までしか暮らしたことのないとりきちにとって、憧れの存在でした。
 
なにゆーてんねん、あほちゃうか!
 
そんなん、ほっといたらええねん!
 
そんなきっつい、おっちゃんの大阪弁が、幼いとりきちの記憶に、しっかりと刻み込まれたのでした。

 

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インコのピティが、いつしか「おっちゃん」という親しみを込めた名前を持ち、大阪弁を話すようになったのも、そんな、パンのおっちゃんの姿と、ピティの威勢のいい姿が重なったからでした。

 

おっちゃん!

 

 
その言葉を、ピティに向けて言うたびに、本当に長く会えていない、大阪のパンのおっちゃんが思い出されます。
 
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昨日、母から送られてきた、パンのおっちゃんの姿は、やせ細って、歩くこともできなくなっていました。
 
それでも、昔優しく接してくれた、おっちゃんの面影があり、できるならば、自分が大阪にすぐにでも行き、お見舞いの言葉を伝えたい。
 
それが叶わない今、おっちゃんの妹である母に、とりきちの気持ちと言葉を託します。
 
おっちゃん、どうか元気になってください。
 
また、お会いして、威勢のいい大阪弁を聞かせてください。
 
とりきち
 
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