社風 | レイドバックnzのブログ

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今回の帰省の航空券にも、社員割引を気持ちよく使わせてくれた30年来のCAの友人から、


とても辛そうなメッセージが届いた。


同僚の女性から、その髪型はこの仕事に相応しくない、というEメールが来たんだそうである。


その友人は、パーマがかかったふわふわのショート、


フレンチボブというのか。


トイプードルみたいな感じ。(失礼、かわいいって意味)


彼女は数年前に乳がんの治療をして、


頭髪は一時全て失った人である。


この年から、またなみなみとしたボリュームの髪が生えるのは難しい。


私の友人は、ごく近い人にしか話していなかった病気の事を


同僚の女性に説明する返信をしたが、


それでもその髪型は年齢的にも相応しくないなどという返事が来たそうである。


聞けばそのCAは某日本の航空会社で同業だった日本人。


私の友人は2日泣いて、会社の人事に訴えようと立ち上がった。




するとそこはコンプライアンス違反をNZで一番怖がる企業、


対応がものすごく早い。


週明けにすぐミーティングしますと来て、


友人はフライト時と同じように制服を着て行った。


そこで、人事の人も、


あなたの様相は何ひとつ間違っていない。


彼女のEメールは完璧にbullying いじめだ。


この会社は、その人の個性を尊重するのが特徴である。


それに反する事を言う人は日本の会社へ帰ればいい、とまで言ってくれたそうだ。




どこにでも、自分の価値観に合わない人はいる。


お互いに。


しかし、それに対して攻撃をする権利は誰にもない。


と、私も強く思う。





その元◯ALの方は、どんな警告を受けるのだろう?


ただ.業界は違えど40年の労働経験者として、


私は彼女に言った。


これから一緒にその人と搭乗する時は、


あなたの荷物や食べ物、飲み物に気をつけて、と。




彼女は、過去の私の経験に仰天していた。