土曜は通常の家事を全て終え、
夕飯も食べてシャワーも浴びて、
夜8時に空港へ向かった。
空港へ送ってもらった夫にも、
ゆったりした時間があり、
早朝のバタバタがない。
深夜に出発は、どこでも寝られる人の特権であるが、
席は43D、バシネット(赤ちゃんのベッド)が目の前にある所だった。
足が伸ばせてゆったりだったが、
赤ちゃんがいなかったのも、
4つの席のうち私ともう1人だけだったので、
いやあ、ラッキーでした。
ただアームレストが上がらないので、
寝返りを打つたびに、大きなお尻で埋め込み式リモコンを触ってしまい、
天井灯やテレビが付いてしまったり、
何度かCAさんも呼んでしまったのではないだろうか。
着いたら朝7時、今は何ご飯だ?と思いながら蕎麦屋に入って日本食堪能。
ささやかな旅情気分が味わえた。
これから闘いの日々が待っている。
実家に着くとまず掃除から。
寝る所を作っているウチに、
姉がきた。
思った通り、不機嫌そうな顔で入ってきて、
母が横から見ていると、
アンタはあっち行け!
と怒鳴り散らした。
親に向かって、というか、
レディとしてこの言葉遣い、態度は、
どんなに公平な目で見ても批判されるべきだと私は思う。
そして、そういう姉をなだめられないのが、私や母のタイプであり、
一番一緒にいたくない者達のようだ。
それが証拠に、この人は弟や娘とは笑顔を見せて話すから。
見守りカメラでそれは私も見ているので、よくわかっている。
その後も、私への引き継ぎ的事項を話し出し、
メモとって!
私は忙しいんだわ!
自分の家のこと以外に週末はいつもここへ来てるんだよ!
から始まり、
母の通院が2カ所ある日があるというので、
それならここはレンタカーを借りるわ、と言ったら暴発。
アンタは私にクルマを出せって言ってるの?!
あたしは忙しいんだわ!。。。。。と愚痴…とも言えぬ攻撃が始まる、
。。。どうしてそういう発想になってしまうのか。
誰もあなたにクルマ出せなんて言ってないでしょ、
などと言い返せば、もう手がつけられなくなるのはわかっていたので、
私は黙って聞いていた。
呆れてものが言えない。
それが第1日目。
可愛いそうな人。
こんなに合わない妹と母親を持って。
こんな酷いことを言われても忘れてしまえることだけが、
母にとって救いではあるが。
果たしてこの私、1ヶ月、持つだろうか。
