この一連のバイクの話を聞いた友人は、
なんでも好きなことをやらせてもらえる旦那のことを、面白いやつだと思う反面、
奥さんは、何も反対しないということに驚き、甘いと言う。
そうなのかもしれない。
ただ、私は思うのだ。
人間ひとり生きるのに、かかるお金を稼ぐのには、仕事をしなければならない。
旦那は私の2倍収入があり、その分のお金は好きに使う権利があると思う。
しかし、私が自分で稼ぐ分をどう使おうが、それに口出しはさせない。
反対に言えば、男は稼ぎ、女は家を守る、という形に抵抗があった。
もし私が子供を生んだり、専業主婦になっていたら、
子供や妻のために男が稼いで当たり前でしょ、というごく普通の価値観が、私には育たなかった。
人は、男だろうが女だろうが、自分にかかるお金を稼がなきゃいけない。
結婚してようがしてなかろうが、人間はひとり。
収入に見合ったライフスタイルを選ぶ。
その中で、できる範囲の趣味をする。
ということで、私は、自分の趣味を思い出した。
旅行。いろいろな国に行ってみたい。
そもそも、NZに来たのもそれが最初だった。
これを楽しみに、これからも仕事をしなければ。
バイクのこと以来、旦那が遠くなった。