ここひと月、ダンナはヒゲを剃っていない。
つまり伸ばしている。
NZに来てから、いろんな面で身だしなみはルーズになった彼だが、
ひげ剃りは特に面倒らしくて、よくサボっており、
お母さんに怒られていた。
(こっちの人は、妻にいわれても気にしないが、母親には頭が上がらない)
しかし、1ヶ月を過ぎ、結構似合って来たようで、
仕事場で会うお客さんにも、義母を含む親戚にも評判がいいそうである。
レッドオクトーバーのショーンコネリーだとか、サムニールだ、とか、
いいことを言ってくれる人が結構いるようで。
私は、といえば、正直なところ、ふーん。髪型変えたんだーという程度なんだが、
先日、例の新しいデンワを使って、旦那がメッセージを送って来たら。
アニ文字、というんだそうである。(英語でも)
この最後の目をつぶっているのは、喋り出すやつで、
ちょっと気持ち悪いような。。。
それはおいといても、もっと深いところでは、
髭があるおかげで、お客さんからの対処が、変わったと体感するそうである。
どう変わったの?と聞けば、なんとなくだが、いい方に変わったと。
要するに、貫禄ってやつだろか。
それにしても、数日に1回髭剃り機で切りそろえるだけで済むので、
毎日剃ることを思うと、これは旦那向きらしい。
ただ、めんどくさいのが鼻の下のマスタッシュの部分だそうで。
だんだん、上唇に触るようになると、うっとおしく、
口の両端が伸び始めると、シャーロックホームズのごとく、くるんと巻いてくるんだそうな。
私としては、その、くるんと巻くあれは、やめてほしい、と言ったら、旦那も同意していた。
習慣として、ハグとか行ってらっしゃいのチューなんかもするときは、
いたたたた。。。と言ってしまうのだが、
ある程度伸びた今は、かなり柔らかくなって来て、
ジョーイを触っているような気持ち良さである。

