先週突然降って湧いたお話に、
一度、会ってみましょうという事になり、犬は一晩お試し保育となった。
犬を引き取りに行って、クルマに乗せ、ちょっと長いドライブ。
初めてのクルマ、場所にやや不安だったか、クルマ後部から助手席の私の膝までやってきて座り、可愛いのなんの。
しかし。
家に着いて、部屋に上がったと思ったら、クルリと向きを変えて脱走!
生きた心地のしない数分だったが、なんとか戻って来た。
その間の彼は、弾丸の如く5軒の家の猫を嗅ぎまわり、大興奮!
猫たちは全員家の中へ避難。
外は大雨、私達は狂った様に犬の名前を呼び、
近所中の人も出てきて、いたよーっ!と押さえてくれた。涙
家に入れば、窓から見える鳥や猫にいちいち反応し、
ずっとクンクン言っていて、これは動物の本能だから、どうしようもなく。
ある意味拷問だと思い、カーテンを閉めたりした。
せめて、塀があれば。
せめて、私が1日家にいるのならば。
ーー答えは変わっていたかもしれない。
しかし、猟犬に鳥を追いかけるのをやめろと言うのは、無理な相談、と判断。
今回は御断りする事にしたのだった。
驚くことに、相手の方も、初めてこの子がいない夜を過ごしてみて、
どれだけ大事かわかった、と言っていた。
イギリスへ移住を決め、ノートン君はNZにおいて行くつもりだったが、
子供の強い反対もあり、彼らも少し考え直すようだ。
正しい選択だったと思いたい。
