そもそもアメリカズカップヨットレースというスポーツ自体、
桁違いのお金が絡んだビジネスと言ってしまえばそれまでなんだが。
この週末の新聞に、NZを金銭面でサポートする億万長者のスイス人、デノーラさんがインタビューに答えていて、
いろいろな裏事情を知るに至った。
まあ情報操作というのはどこの国にもあるから、
全てを鵜呑みにするのは良くないとは思うが、
やっぱり全てお金なんだなあ、と思わずにいられなかった話。
http://www.nzherald.co.nz/sport/news/article.cfm?c_id=4&objectid=11885899
2003年にカップを取られてから、
主力選手は海外へ流れ、
カップビレッジの跡地は全てアパートメントと化した。
国自体からのサポートは、このチームNZという社員五十人はいるだろう(あの優勝カップの写真から想像した限りだが)会社に、500万ドル(4億円)だけだったという。
そこでチームの代表だった古参グラントダルトンさんが、
スポンサーを探し回り、
このデノーラさんが、ヨットの天性の才能があるNZを、放っておけなかったのか、まさに勝算があったのか、、、お金を出してくれたおかげで、
なんとかこの『会社』を存続させたんだという。
それでも、前のカップ保持者のアメリカオラクルチームや、
日本ソフトバンクなどに比べたら、
きっと年棒はスズメの涙。
ビンボーを恐れず留まったところが、キウイの強さ、なんだと思う。