インターネットの恩恵とも言えるが。
私は一度もNHKの大河ドラマを見たことがなかった。
中学以来、学校の成績のためにも見るべきだと言われて来たあれだが、
私には全く興味が湧かなかった。
結局は人の殺し合い、一夫多妻の不倫だらけ、武将の戦略。
そのせりふそのもの、が、どうしても理解できなかったのである。
しかし、50過ぎて初めて、全話、見ている。
それも、その人たちの会話や思いというのが理解できるようになって。
なんで、織田がここで殺されなければいけなかったのかとか、
なんで、徳川はホトトギスが鳴くまで待って成功したのか、とか。
歴史とか政治が、年号だけでなくて、
その時に起こった内容も、すっと頭に入って一生忘れない人というのは、
こういう会話の流れがわかっているからなんだろうか。
50過ぎて、やっと私は高校生の精神年齢に追いついた。