この週末はNZでは国民の祝日を挟むので、月曜まで休み。
そういった時は、リテールショップの稼ぎ時。
大きな割引率で、お客の気を引く。
なので、消費者側も目の色を変えてくることはわかる。
しかし、消費者というのはどこまでずうずうしくなるものか。
このセール、ほんとうに、はあ~?!と、言い返したくなるような、開いた口がふさがらない、ということから始まった。
まずは、枕をどかっと持ってきて、返品という。
もう随分前からうちの店は、衛生上、枕の返品は受け付けていない。張り紙もあちこちにしてある。
そこで私はノー、返品はできませんといった。
ところがグダグダと言い訳をする。
あんたがダメなら、マネージャーを出せ、とおきまりの文句がでる。
だが、こういう忙しい時は、いちいちそのようなことで喧嘩をするのに時間をとられるほうが
売り上げがマイナスになるということを、私たちリテールはよくわかっており、
仕方なく認めるしか無くなる。
その代わりに別の枕を買う、というので、私は仕方なく交換を受け、レジに通し始めた。
ところが、最高の割引率60%であるその枕の値段を見て、
あんたは間違ってる、昨日のスタッフは、私が六百ドルも買い物したからもっと割引してくれた、と言い出した。
枕の最高割引率を知っている私は、そんなはずはない、これが最高割引です、というと、
この昨日のレシートを見なさいよ!昨日のスタッフはしたわよ!
マネージャーを呼びなさいよ!
このおばさん、完璧に私の怒りの逆鱗に触れた。
たまたま、隣に別件で来ていたマネージャーがいたので、場を譲ると、
おや、昨日のスタッフがそんなディスカウントを。わかりました、同じ額にします、と、
簡単にその客の要望に応えた。
なによ!?なんなのよ!
あまりに頭にきて、
私は後からそのマネージャーの所へ行き、一体なぜそんな値段で売ったのか、説明を求めた。
多分、昨日の学生スタッフがなにやら勝手に値段を変えたようね。
とだけ言った。
はあ!?どいつもこいつもあの女性上司と同じか!
こんなゴミのような扱いを受けながらも、
むっかつく!などとは文句も言っていられないくらい、すぐにお客に引き止められる忙しさである。
だが、それだけでは終わらない。