今回は先日オンコートで起こった出来事について書いていければと思います。
先日小学三年生の男の子との会話で
私「ネットの近くの場所と、ネットから遠くの場所ならどっちの方が的に当てやすい?」
と質問したところ
男の子「ネットから遠い方」
と返ってきました。
私は一瞬だけ「ええっ!?明らかに近くの方がエリアに入ってたよ!?」と思考が巡り口からその言葉が漏れかけました。
が、続けて質問しました。
私「どうしてそう思ったの?」
男の子「なんとなくそんな感じがする」
とのこと。
「マジかー!」と思いながら色々な考えや
感情がグルグル回ったのです。
幸いなことに私はこのタイミングで
冷静になれました。
私の脳内会議
(この子の中にはターゲットの近くよりも遠い場所からの方が狙えるという明らかな自信がある)
(なぜ?)
(あー。彼は遠い場所から打つ際はスイングをしてボールを打ち、回転をかけているなぁ)
(近くから打つ際はオーバーが怖いのかスイングを止めてしまって結果とは裏腹に手応えが無いのかなぁ)
私「コートの中と外で身体は何が違うように感じる?」
男の子「遠いところは沢山動いてる感じがする」
私「コートの中で沢山動いたら今より良くなりそうな感じはする?」
男の子「同じように出来たら前で打つ方が良くなりそう」
私「じゃあその練習をしよう」
その後オンコートメニューを再開しました。
私はこのレッスンの後、
本人が上達すると感じるものを提案できた安堵と同時に深い反省をしました。
それは私の最初の質問が
「自分が考える答えを期待した誘導尋問」
でしかなかったことです。
テニスをしているのはコーチではなくプレーヤーという事を忘れて都合の良い方に誘導するところでした。
まぁ結果的には課題に取り組めたのでなんともですが
少なくとも
「この練習には価値がある」
「上手くなれる」
とプレーヤーが賛同するものを提案や引き出していくという当たり前なことが抜けていました。
プレーヤーはどう感じたのか
どの様な不安があるのか
何に手応えを感じているのか
この様な事を聞く時は
素直に聞き、尊重しなければ良い関係を
築けないと深く感じた出来事でした。
「オープンマインドが大切」と大学時代の監督の言葉を忘れずに今後も精進していきます。