古代の遺跡や神社仏閣、巨石群、(つまり聖地と呼ばれるもの)を地図上で線で結んでみると、なぜか一直線状になる。
そのラインのことをレイラインと言います。
それは偶然ではなく、誰かが何かの目的を持って、聖地を配し、大地にラインを刻んでいると言われています。
レイラインは世界中に存在しますが、今日は日本のレイラインについて。
日本の有名なレイラインは、太平洋に面している千葉県の玉前神社と日本海にほど近い出雲大社を結ぶ、700キロを超えるレイラインです。
このライン上には、寒川神社、富士山、身延山、伊吹山、竹生島、元伊勢、大山という、日本を代表する聖地を見事に貫いていることがわかります。
このラインは、ただ直線状に聖地が並ぶだけでなく太陽の動きと密接に結びついているのが特徴です。
春分と秋分の日に、このラインに沿って太陽が動く、つまり太陽の通り道となっているんです。
このことから御来光の道とも言われています。
他にもレイラインはあります。
首都圏で有名なのは、富士山と茨城県の鹿島神宮を結ぶ直線です。
このラインのちょうど中間点に皇居があります。
もっとも昼が長くなるという夏至の日の太陽の通り道になるようです。ちなみにスカイツリーはこのライン上にあります。
レイラインは直線だけではありません。
星型いわゆる五芒星(ごぼうせい)のレイラインが存在します。
五芒星とは陰陽道における木・火・土・金・水の五つの働きを表したもので、魔除けの象徴として使われていたものです。
近畿地方の聖地である伊勢神宮内宮(三重県)・伊吹山(滋賀県)・伊弉諾神宮いざなぎじんぐう(兵庫県・淡路島)・熊野本宮大社(和歌山県)・元伊勢を直線で結んでいくと一辺が170キロの巨大な五芒星(ごぼうせい)が出現します。
そして、その中心点には平城京が築かれています。
日光東照宮の陽明門は、鳥居から門を見上げれば北極星の向きに来るようになっています。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20180304/10/taishi6764/17/e0/j/o0480062014142717704.jpg?caw=800)
御前崎から久能山東照宮を線で結んだ延長上には富士山、
久能山東照宮から真西には駿府城、更に延長しますと鳳来山東照宮、
日光東照宮の真南には江戸城、南面に立つ陽明門の真上には不動の北極星が輝き、
おっといきなりすみません!今年(2019年)の元旦の様子です(*^-^*)
偶然ではなく、誰かが何かの目的を持って、聖地を配し、大地にラインを刻んだとしたら…
どのようにしてこのような壮大な仕掛けを築くことができたのでしょうか。
方位磁石なども無い時代、古代の人々は現代人よりも、はるかに優れた能力と壮大なロマンを持ち合わせていたのでしょう。
なんだか、とてもロマンチックですね♪
これから聖地を訪れる時は、古代の人々のロマンを感じながら、祈りを捧げたいと思います。
ちなみに私は富士山が大好き♡