星々はかつて人間に語りかけた。
星々の沈黙は宇宙の運命である。
その沈黙を知覚することは
地上の人間の苦しみになりうるだろう。
沈黙の静けさの中でしかし、
人間が星々に語ることが熟していく。
その語りを知覚することは、
霊なる人間の力になりうるだろう。
ルドルフ・シュタイナー
2000年前ベツレヘムに生まれた新しい太陽の光=キリストに贈り物をするために、星の導きを受けて旅に出た聖なる三人の王様の物語があります。この恵みの星は天使たちを呼び寄せた、と。
1/24 東の空の14日月と星たち
旅の途中で地球をとり巻く靄(もや)で、王たちは星を見失います。
それは悪いヘロデ王が住んでいる大きな都イェルサレムの手前のことでした。靄が一段と濃くなったのです。
その都を去るやいなや星は再び王たちの前に輝き、太陽の星が生まれたところへと彼らを導きます。
おとぎ話のような聖書の物語ですが、2024年の日本の地でもこの物語りは続いています。
私たちは遠い空を見上げながら星に導かれ、時に星を見失って立ち往生しながらも光あるところを捜して、旅をしています。
今年の日本は元日の能登半島の激震で波乱の年明けとなりました。
なぜ、こんなことが⁉️
被災地の人たちのみならず、私も問いかけました。
日本人であれば、ほぼ誰でも一年で一番穏やかであって欲しいと思う…遠くに住む家族も久々に集合して和やかであってほしいと願う正月に。
年神様をお迎えして初詣をして神々に心を向け、未来に向けて一年の計を練る元日に。
なぜ…⁉️
は、無意識にも天に向かっての問いだと思います。
私は若い頃から事ある毎に、この問いの前に立ち止まって来たように思います。
家族の病気、友人の死、突然襲う災害と破壊、離別、、、
なぜ…⁉️
と問うても、答えが得られないことへの苛立ちと失望、絶望。
理不尽過ぎる…おかしいでしょ、、、ふざけんな❗️
と心の中でいっぱい神様に悪態をついていました。
それは内的にどこか、心折れて立ち上がれない状態であったとも思います。
月日を経て今、思うこと。
光に向かう旅をしつつ。
人間が豊かになることが出来るかどうかは、結局人間の心次第なのではないかと。
神様にどれだけ文句を言い続けても、どうにもならなかった。
方向転換。
今度は私から、人間から、新しく星々に話しかけることが出来る。
私たちの方から、新しく星の導きを求めるときが来ているのだと感じています。
元日の地震に象徴されるように…
もしかしたら今、誰でも運命の激動の中に立たされているのかも知れないと思います。
にもかかわらず❗️ どんな場所、どんな時間からでも。
朗らかに一年を歩む、と決意する。
星と共に。
天使と共に。
あらためてこの一年、しっかりと歩んで行きたいものです。
ときに揺れる大地の上でも、バランスとっていられるように。
倒れることがあっても、また起き上がれるように。
そしてそのために少し視線を広くして遠くの空に向けると“わたし”は安定します。
あなたの星の導きを感じて。
あなたの天使たちと一緒に歩む。
この一年あなたが健やかに歩まれますように。
人間の見えない構成体に直接働きかける音のヒーリング